いつものように朝ごはんを食べていたぶどうさん。
そろそろ夫が食事を終えようとしていたので、慌ててご飯をかきこみ、りんごを剥こうと果物ナイフに手を伸ばした。
タイミングがちょっと遅れたものの、りんごを剥き終え夫に手渡し、次のりんごを剥きかけたとき夫はにやりと笑ってこういった。
「君、昨日昼ごはんを11時ごろに食べたでしょう?」
りんごを剥く手をぴたりと止め、思わず夫の顔をまじまじとみつめたぶどうさん。
・・・なぜに早飯を食べたのを知っているのだろう。
疑問には思ったが、けれどちょっと惜しい。
なぜなら昨日食べたのは10時45分、さらに早飯だった。(あはははは~)
いや、10時45分だよとすまして応えると、夫はすかさずこういった。
「君、コーヒーを9時ごろ飲んだでしょう」
続いての攻撃に再びひるんだぶどうさん。
・・・・なぜにコーヒーを飲んだことを知っているのだろう。
コーヒーカスはさっさと捨てて証拠隠滅しているのに・・・・
どうしてコーヒーを飲んだとわかったの?と聞いてみたら、夫はドリッパーを指差した。
ああ、ばかばか。
証拠隠滅したどころかバレバレじゃないか。やってることがアホ丸出し。
自分のアホさ加減を恨みつつ、なぜにそんなことを聞きたがるか確認すると。
「コーヒーだけをそんな時間に飲むからおなかが減って早飯食べちゃうんだよ。ご飯食べたらおやつも沢山食べたんでしょう。何食べたのさ。」
そこでハタと気づいたぶどうさん。
もしかして、コーヒーで一息ついているつもりが食欲増進させていた?
うーん、そんなことってあるんだろうか。
あったら怖いかも。
おやつを沢山食べたのがばれるとまずいので夫の質問への答えは適当にはぐらかしたものの、コーヒーの作用について気になり始めたぶどうさん。
よし、寒いが今日も一丁コーヒーを飲んで実験してみるか。
いろいろ言い訳を考え付いてコーヒーを飲む口実を作り、早速試してみることにした。
結果。
現在非常におなかが減っている。
ああ、コーヒーっておなかをへらす作用があったのね。
おなかの脂肪が減る作用だったらいいのに、食欲が増す方のへらす作用だったとは。
恐るべし、知られざるコーヒー効果。
食べるべきか食べざるべきか。
そろそろ昨日の早昼の時間が近づきつつある現在、ぶどうさんは食欲と戦っている。
ま、健康だってことだよね。
いいほうに考えましょうよ。
健康ばんざーい。
ええっと、マダムとしてそれってどうなのよって?
どうなんでしょうねえ。