毎日の日課であるアイロンがけをしていたぶどうさん。


夫のシャツをひっくり返し前身ごろに取り掛かろうとしたとき、ポケットにふくらみを見つけた。


どうやら確認もせず洗濯してそのまま干してしまったらしい。

うーんぶどうさんらしい。


いやいや、まてよ。

胸ポケットの中のものくらい自分で出していてほしいものである。うん。


夫が胸ポケットに入れるものはきまっており、大抵不織布のマスクだ。

現在激しい花粉症真っ只中の時期であり、出し忘れて洗濯しちゃったのだろうと軽く考えつまみ出したところ。


なんと、ティッシュであった。


テ、テ、ティッシュがーーー!


一瞬ひるんだぶどうさん、なぜならティッシュを洗濯したときの悲劇を何度も経験したから・・・


けれど、そのティッシュ。

コロンと塊のままでてきた。


水に濡れて散っていない様子。

確かに洗濯槽にも他の洗濯物にもティッシュの破片はついていなかった。


感心なことに?このティッシュはこじんまりとポケットの中に潜みつづけ、洗濯され乾かされていたようだった。


セーフ。


ホッと胸をなでおろしたものの、過去なんどかポケットの中のティッシュが散乱する事件を起こしたことが頭を掠める。

なんでこのティッシュはそうならなかったんだろう。


1つは、鼻をかんだせいで丸まってたこと。

もう1つはポケットの中ですれることなくぐーるぐーる回るシャツの中に潜んでいたことなんだろうけど。


それにしてもあっぱれ。

この頃のティッシュって水に強くなったんだろうか。


それならそれでありがたいけど、そうなると外出先でトイレットペーパーがないときの代わりには使えないねえ。

詰まるといけないから。


いまどきトイレットペーパーを設置していないところのほうが少なく、観光地でも大概備え付けてあるから考えるだけ無駄かな。

ないところって、よっぽど手を入れてない観光地か公園くらいだろう。

最近の公園のトイレは、怖くて使ったことないけど。


昔は自前だったのにねえ。

そういえば中学校のとき学校にはトイレットペーパーがなかった。


はながみ兼おとしがみで毎日ポケットティッシュを持っていったっけ。

あのころは今ほどポケットティッシュが安かったわけじゃないのにねえ。

トイレットペーパーのない学校なんてあったら、父兄から抗議ものかもしれない。


時代は変るもんだ。


昔に比べて柔らかくて強くなったティッシュいや、はながみは、洗濯にも耐えるようになったのかと感心しきりのぶどうであった。


・・ところで、鼻かんだ後ってことは、鼻汁はどうなったんだろう・・・ブルブルブル。


あ、みなさんゆめゆめ洗濯しても大丈夫などと思いなさるな。念のため。

そのままだと恐らく大変なことになることも・・・・ぶどうさん、責任持てません。