ナッチェルのCMをもう一度見たくてyoutubeを見たぶどうさん。
残念ながら岡田奈々さんのCMはどうしてもみつからなかった。
見つかったのは、なつかCMというか、当時のアイドルが登場した各種CMの編集版。
みなかなりの力作で、アイドルたちの若かりし頃、当時発売された製品や商品がつぎつぎに出てくる大作揃い。
これこれ、こういうのあったー!と一人大興奮しながら見入っていたぶどうさん。
ふとあることに気がついた。
現在のCMには、製品の名前はでてくるものの、お値段は出てこない。
しかし当時のCMには、かなりの確率で製品のお値段が画面に出てくる。
たとえば、百恵ちゃんが宣伝したイチゴフロートは80円だし、桜田淳子さんのアイスは80円、林寛子さんのシャンプーは220円、キャンディーズの宣伝したブラウン管テレビは135000円、郷ひろみさんの板チョコは100円。
40年近くまえのお菓子やテレビのお値段がそれである。
高い。
高すぎる。
今のアイスクリームは定価が120円くらいになっているものの、スーパーでは80円前後で売られていることが多いし、チョコレートは100円以下の場合が多い。
シャンプーは小型の容器で220円って今と変らない。
13万越えるテレビって、どんなんやろって思うし。
昔は、砂糖、チョコレートなど原材料自体が高かったし、冷蔵技術や大量生産方法も今より効率悪かったろうし海外部品生産品って限られていただろうし。
でも給与水準は今よりは低かったはず。
あの時代の人たちはお菓子を買うにせよシャンプーを買うにせよテレビを買うにせよ、どういう気持ちで買い物をしていたのだろうかと考えてしまった。
現在の使い捨てで、ものあまりの家の中を当時の人に見せたら仰天するに違いない。
なつかCM。
ただ懐かしい、若かりし頃のあの人の姿を見るもよし、あの頃の自分達を思い出すもよし、違うところに目を向けるもよし。
時代や背景ってこんなところにひょっこり顔をだすもんだとなつかCMをみて感心しきりのぶどうであった。