先日のブログで。


韓国が日本海のことを東海と勝手に称して調査し学会で発表までしたことをお伝えした。


後日、アメリカは日本海を支持すると表明し、日本の正当性を公にしたばかりとおもわれた。


当然である。


ところが、である。


日本の企業であるはずのサントリーが、なんと日本海を東海と表記して商品紹介を行っていたというではないか。

これを指摘されたサントリーは、謝罪と商品紹介文を削除し慌てて火消しを行ったらしい。



らしい、というのは、ぶどうさんが見たときには跡形もなかったから。

ネットの掲示板で、貼り付けられた画像を見たのみ。


現在は、サントリーのホームページのホーム画面には問題の表現についての謝罪は一切でていない。

問題の「鏡月」の商品紹介のところにひっそりと書かれているのみである。

どうやら「やばい」と考えたのか、速攻対応したようである。


この問題をきっかけに、サントリーについて調べてみると以前目にした不可解な騒動が掘り起こされることになった。


それは、「東北熊襲発言」


これはサントリーの前の社長の問題発言。

これを聞いた当時なんのことやら???と思ったきり忘れていたが、この発言が東北地方や九州でかなりの社会現象を引き起こしたとは知らなかった。


ぶどうさんの心には、なんで東北が熊襲なんだろう?って疑問だけで、誰が何を意図して言ったかなんて知ろうとも思わなかったのだ。

それだけ社会に関心がなかったってことだろう。

今更ながらその事件とその後を知った。おそっ。


そして今同じ企業が再び問題を引き起こしたのである。

しかもどうやら「東海」表記は今に始まったことではなく、何度かやらかしているというネット上の噂あり。

ぶどうさんは今回しか知らないので、噂はうわさでしかないと思っているが、しばらくサントリー製品を購入する気持ちはなくなった。


なぜこう神経を尖らせているかというと、今回は熊襲発言とは違う、日本国の国権に関わること。

あまりにずさんで無神経である。

次にやったときは、永遠にサントリーにさよならしよう。


サントリーを調べていると、ライバル会社のニッカの名前が必ずでてくる。

サントリー製品は系列のものふくめて身近に溢れているが、ニッカは製品数はそんなに多くない。

酒、特にウィスキーなど飲まないので、ニッカにはあまり馴染みがないが、ふと興味がでて調べてみた。


すると、ニッカは現在アサヒの系列に入っているけどもともとは独自の会社であり、創業者はかなり堅物そうな御仁。

妥協を許さないというのだろうか。

経営が苦しくとも品質にこだわるというあたり、立派である。


現在の社風などはわからないが、なかなかどうして、一本筋が通っていそうで好ましい。


ウィスキーやら焼酎やら、決して飲まないぶどうさんち。

あんまりニッカの製品を買う予定はないけれど。


まずはお菓子用のブランデーを使ってみよう。

こちら北国、地震の後はニ北海道に大変にお世話になったからね。

お礼も兼ねてニッカの製品をことあるごとに利用させてもらうことにした。


今までニッカという会社や製品には全然興味はなかったが、「こだわり」の筋金入りの会社なら応援したくなった。


企業イメージって大切である。

昔のサントリーの騒動は経営トップの認識違いによる失言であり、いった人物の地位に加えて差別発言であったことが致命的だった。

失言はだれにもあるが、公の人の言葉の影響力を考えると言動は注意せねばならないし、なにより差別的発言は許されない。


今回のサントリーの表記は、失言ではない。

明らかに「間違い」である。無知による間違いなのか意図されたものか・・・・。

残念ながら無知という言い逃れはできないだろう。

なぜならば、どの日本人が日本海のことを東海と呼ぶのか。

だれも東海なんて知らないし、誰も日本海を東海なんて呼ばない。

そう呼ぶのは「日本の領土竹島」を不法占拠する朝鮮半島の一部の人だけだ。


社会問題、政治問題、国際問題。

こういったことに無頓着だったぶどうさん。


難しいことはいまでもわからない。

けれど、今ある事件や騒動がどういった背景をもちどんな意図を含んでいるかということは、そのたびに少しずつ学んでいけばいい気がする。


身近なことから、生活に関することから、1つずつ。

今回のサントリーの騒動は、どういう企業を支持するかを考えるきっかけになった。

そして支持しない具体的な例になった。


これからは、資本がどうなっているか、企業の姿勢はどうか、ということも含めて支持する、支持しないということを意識的に選択しよう。


イメージに振り回されるだけじゃなく中身も知る、ということがこれからは必要だろう。


よいものを作る企業を応援し、末永く日本に残していこう。

それも生活者であるマダムの務め。


がんばりましょう。