断捨離に挫折したぶどうさん。
断捨離やめます宣言以来、断捨離というよりは純な片付けで行こう!と決めていた。
そもそも断捨離を知ったのは、web上のブログ。
断捨離せんせいことやましたさんのブログや川畑のぶ子さんのブログ、そして関連のブログや某SNSコミュをのぞいて断捨離ってなんぞや?というさわりだけはなんとなく理解した。
そう、さわりだけ。要するに断捨離のふかーい部分はぜんぜんわからない。
わからないのに、やる前からやめるってのもいささか変な話(あはは)今年に入り怒涛の断捨離本ラッシュが巻き起こった。
テレビや雑誌の特集もかなり組まれているようで、一過性のブームには終わらない様相を呈してきた。
ところが本家本元のやましたひでこさんの断捨離本はおろか一冊も断捨離に関する本を読んだ事のないぶどうさん。
読んでない理由は、簡単。
頭の固いぶどうさんのこと、恐らく実行にはいたらないという自信?と、今まで自分で気づいてきたことにかぶることが多かったので、自分でもっといろんなことを気づけるのではないかという違う自信があったからだ。
また、肝心の断捨離本を購入したところで、その後この本がゴミになるのが目に見えているので、買うことに疑問もあった。(なにせ片付け本は数種類持っているのでね・・・あははは)
もし自分に断捨離が必要なら、古本屋や図書館でこの本を借りる機会が絶対にあるはず、とも思ったのだ。
残念ながら断捨離本は大人気で、常に貸し出し中。
ぶどうさんは借りることができなかった。
つまり縁がないのだと思った。
ところで、断捨離せんせいやセミナー参加までしてダンシャリアンを名乗っている方たちと、ただの片付け女のぶどうさんの違いはなんだろう。
おそらく断捨離という考えがせんせいにより体系化されていることと、体系にのっとって果敢に実践を重ねて各種発見をしシェアする場を持っているということかな、と推察している。
断捨離を誤解している人は、断捨離は宗教だという人もいるようだ。
ある意味カリスマは断捨離せんせい、なんだろうけど、いまのところその意図はないようで。
どっちかというと、断捨離を理解しようとせず斜めから見ている人がそういっているって感じに思える。
断捨離せんせいのスピ的な発言や、ヨガやってたっていうのが引っかかる人も多いんだとは思うけど。
今でこそヨガは一般的に受け入れられているけど、昔はヨガやっているっていったらオ○ム入信者と勘違いする人もいたしねえ。
宗教にするのかどうかは断捨離せんせいや周りの人が決めることだしね。
ぶどうさんは断捨離がどういう方向に行くのかは知らないが、いったんは停止することに決めた。
そういうわけで読みもせず挫折し、わが道を行くことにしたぶどうさん。
それがぶどうさんらしいといえばその通り。
しかし、ある日生協のチラシで断捨離本を見つけてしまった。
チラシには「書店では売ってません」との文字が。
断捨離自体に挫折してやめたし、そもそもこの本を読んでもそのあとこの本をどうすんだ?という疑問がぬぐえなかったので注文締め切りのギリギリまで迷いに迷い・・・
購入してしまった。
買うときはあっさりである(いや、かなり悩んだのよ)
迷うときは買わない!がシンプルライフの原則なのに、だよ?
口ばっかりの意思薄弱マダムである。
で、まあそれはおいておいて、購入した本のタイトルは「断捨離すれば片付いた」というもの。
漫画と文字で断捨離の原則や実践を説明したもので、断捨離せんせい監修のもとに作られている。
ひととおり断捨離の概念の説明を網羅しているというレビューを信じて購入したが、結論としては、全く読み応えがなかった。
あっさり読み終わる。
設定や漫画がちょっと無理があるというか、面白くないのだ。
面白くないというよりは、ぶどうさんからは考えられない思考回路に「?」が点滅しちゃったというか。
あまりに悔しいので来てから3日、読むのはもう3回目である。
読みながらぶどうさんは考えた。
いくら正しいことを他人が教えようとしても、実地で自分で感じ自分で気づいたことのほうが何倍も意味があると。
・・・時間はかかるし要領は悪いけどね。
また、この手の片付け関係本というものは相性というものがあり、しかも一人の人の気づきで書き上げられたものだけよりは複数のいいとこ取りをして取捨選択した方が、自分仕様のぴったりこんになるってことも。
結局どうしたいか、どうしようか決めるのも実行するのも自分で、人生同様自分仕様、オーダーメイド志向は捨てちゃいけないってこと。
要領が悪いなって思うときに他人の話ややり方を参考にするのは大事だけど、あくまで自分で考え感じ実行するっていう姿勢を忘れちゃいけないってこと。
久々に大失敗の本であった。
これ買うくらいだったら、本家本元の断捨離せんせいの本を買えばよかったなと後悔。
迷ったら買うな、は本についても本当であった。いやしゃれじゃないって。
この本から得たものは、この教訓のみ。
モチベーションは全然上がらなかった。(これはあくまでぶどうさんの場合の話です)
でもいいか、1つでも収穫があったから。
買い物の失敗で得たものがあれば、それもまた収穫だし。
この本を手元に残すか、売るか、今はまだ考え中。
売っても二束三文なら、夫に読んでもらった後ゴミ屋敷の実家に送り付けたいという野望を抱いている。
両親のうちどっちかが目覚めて、生前整理してくれたらなという淡い期待をこめて。
その期待こそ断捨離した方がよさそうだけど・・・?
はい、その通り。
がっくり。