ハンカチといえば。


薄い木綿の四角いハンカチをイメージする世代のぶどうさん。


ぶどうさんの幼い頃から独身時代までは、ハンカチの主流は四角い一枚布もの。

お別れのときや誕生日に差し上げたり頂いたり。

ハンカチはちょっとしたプレゼントの主流でもあった。


しかし、いつの頃からかハンカチは素材自体が変わってきた。

あるときタオル地ハンカチが登場した。


タオル地ハンカチは畳んだときに厚みがでるものの、大きさが一枚ものに比べて小さく場所をとらない。

ポケットに突っ込んでもくしゃくしゃにならず、使いかけでも見た目がいい上、アイロンが要らない。

暑い夏には薄っぺらいハンカチは頼りなく、タオル地のハンカチが大活躍!


あっという間にタオル地のハンカチが売り場を侵食してしまった。


登場当初は高めのタオル地ハンカチも、今では安い。

売り場のワゴンに並べるのも楽なのだろう、結構いろんなお店にラフにぽいと並んでいる。


一方、布ものは、デパートにデザイナーブランドのものが今でも並ぶ。

でもそれを買っている人っているのだろうか。

少なくともこのご時勢、ハンカチはあんまりプレゼントの対象になりにくいしハンカチをすすんで自分で買うなんてぶどうさんには考えられない。


かといってフォーマルな席やデートにはタオル地ハンカチなんておかしいし、小さなバッグに入れるのにはかさばるし、なにより格好がつかない。


そういう需要で今でも売れ続けているのだろうか。


ハンカチは随分長いこと買っていないぶどうさん。

そもそもハンカチなんて今更買うものじゃないという頭があるし。


買わずにすむ理由は、まず出かけないので使わないだから傷まない、次にもらったハンカチが山ほどある、この2点。


そう、もらい物がたくさん箪笥にあるのだ。


さすがに傷んでいるものは、片づけを機にウエスにしたりしたが、新品と殆ど新品のものがまだタンとある。

その中には気に入りすぎて使ってないもの、あんまり気に入らないけど布として面白いから取っているもの、両方ある。


さらに、使い古しても全然傷まない不思議なハンカチまである。

すごいのは、高校時代に友達と買ったモノや大学生のときに買ったものまであること。

傷まないので捨てられない。


そんなハンカチが箪笥の一角を占めている。

もう減らすだけ減らしているので、思い切って手芸に使うか捨てるかしない。

そうしないとこれらのハンカチは、墓場まで持っていくことになる。


うーん、どうする?

活用の場を求めてぶどうさん、動き出した。