突然だけれど、得意料理は卵料理といってはばからないぶどうさん。


卵の料理といえば聞こえは良いけど、ずばり得意なのはゆで卵・・・・とほほ。

主婦になって随分経つが、得意料理はときかれても返事に窮するので卵料理ってことにしている。


そんなぶどうさんだが、つい最近あるものを購入した。


それは、玉子焼き器。

四角の、いわゆる普通一般家庭にある長方形の玉子焼き器。


弁当生活を始める前に、ついに購入を決意した。

決意したものの、ずるずるとそのまま数ヶ月放置しやっとこさ注文。

思い立ってから実に半年以上経ってからぶどうさんの手元にきたことになる。


ぶどうさん、玉子焼き器を使ったことがないわけじゃない。

以前は人並みに?ちゃんと持っていたのだが、フッ素加工の玉子焼き器ゆえ寿命がきてしまったのだ。

寿命がきたのには訳がある。

弁当を作るときにいちいちフライパンを変えるのが面倒で、玉子焼きを焼いた後そのまま焼き物炒め物に使っていたから。


弁当はそれほど長い期間作っていなかったのだが、そんな使い方をしていたためあっという間に寿命に。

また買い換えようかとも思ったが、大きいフライパンでだって四角い玉子焼きは焼けないことはない。

専用の道具は邪魔だし、弁当生活はそんなに長く続かなかったので買わずに済ますことにした。


家で食べる玉子焼きは形にこだわる必要はないし、くるくる巻いた弁当仕様の玉子焼きよりはオムレツ風の作り方で作るほうがふわふわでおいしい。

四角い玉子焼き器なんてまったく不要だった。


たまに欲しいな、と思うこともあることはあったものの、玉子焼きの頻度はあまり多くない。

ほしいものは必ずしも必要でないものと相場がきまっている。

却下却下。


しかし、弁当生活を視野にいれはじめてから気持ちが揺らいできた。

そして決意。だが・・・


弁当生活をはじめてからしばらくしても、気持ちのどこかでは玉子焼き器を買うかどうかきめかねていた。

このままいけるんでは・・・という思いがあったのだ。

いつものように丸いフライパンでくるくると卵を巻いて四角く作りつつ、どうしても必要か何度も問うた。


その結論が、「必要じゃないけど、欲しい」だった。

欲しいを優先させたのである。


・・・・まあちょっとお馬鹿な結論だけど。


そうしてやってきた、久しぶりの四角い玉子焼き器は、心なしか光り輝いて見えた。

さあ、これでおいしくて見た目きれいな玉子焼きを作るぞ!


ぶどうさんのこれから続く長い長い弁当生活に喝を入れるアイテムが、またまた台所に導入されたのである。


つづく。


断捨離している割には物を増やしているね~