物事を何でも〇〇のせいと決め付けることはできない。
今の日本がどういう道筋を辿ってここまできたか、その日本を支える人がどんな人々だったか、推し量ることはできるが、一義的にこうだ、とは必ずしも言い切れるものではない。
ここで述べることは全く私の主観であり、偏見であり、自説に過ぎないのでどうぞ鵜呑みになさらず、ご自分の目で耳で確かめ心で感じて、問題をご一緒にお考えください。
ぶどうさんは40台。
戦後20年経った昭和の生まれ。
当然戦争は知らない。戦争を知らない子供たち、そのまんまの世代だ。
朝鮮戦争、ベトナム戦争、イランイラク戦争。
第二次世界大戦後も近く、遠く、生まれる前、幼少期、成長してから、世界のどこかで戦闘が繰り広げられていた。
にもかかわらず、テレビの中の遠い出来事としてなにも知らず、なにもなかったかのように育ってきた。
オイルショックこそ経験したが、高度経済成長期をへて、バブル、バブル崩壊から持ち直すまで、戦争に人生を奪われることなく自分の行く道だけを見て生きてこられた。
韓国の竹島問題、中国の領土領海侵犯、ロシアによる北方領土の不法占拠など問題があったにもかかわらず、殆ど危機感なく、政治は政治家がするものとして無関心だった。
今頃やっと、政治家なんて何にもできてなかったのだと知ることになったのだが、後の祭り。
昨年の民主大勝のときは、これからの日本を思い背筋が寒くなったものだが、果たしてその通りの現状となった。
民主党政権が続く限り未来ビジョンのない、共産主義者の政策とばら撒き政治は続くことだろう。
本来は国民が政治家を厳選することから始まり、厳選されたものの中から精選したもので組閣し、優秀な官僚を駆使して国家運営に乗りだすのがスジというものだ。
しかし現状は多くの人が参政権を放棄し、少ない票から選ばれたもののうち多数が所属する党が与党となりそこから国の代表を決めるお粗末さ。
全くバックグラウンドのない大臣の任命、全くふさわしくない過去と現在を持つ大臣の任命や再任、どさくさにまぎれて総理大臣になったものまでいる。
なぜ国民はこの事態をそのままにしようとするのか。
なぜ政治家は襟を正すどころか我欲を通そうとするのか。
日本人特有の事なかれ主義があろうことか社会全体に蔓延しているだけでなく、国の舵取りをまかされた人にまで及び、照準の合った具体的な手段を講じることのできない人たちが国益を損ねていく。
そうなった背景にはそれなりの積み重ね、つまり目先のことにのみ囚われ問題を先送りする体質、無気力、間違った教育があるのではないかと思うのだ。
そして、これらの問題を読み解く鍵の一つが「世代」にあると。
つづく・・・・たぶん。
今日の浜田省吾さん
ガラスの部屋
この世代の複雑さの一端が見える気がします。
あ、勘定するとやっぱりぶどうさんにとっては浜田省吾さんはおじさんかなーりお兄さんですねえ。
それでも素敵ですLOVE