私は一主婦であり、子供はいない。


これからの目標は、けんかもするけど夫婦仲良く暮らし、親を見送り、年老いて身奇麗にしてこの世を去ることだ。

私の計画に、国の動乱も、他国からの侵略も、戦争も災害も含まれていない。


戦後、日本は武器や軍隊を持たず、自衛権さえもどこかへ忘れて平和平和を唱え続けてきた。

平和を唱えていれば平和な世の中になると、ちょっと考えれば真っ赤な嘘を信じ込まされてきたのだ。


平和を唱えて争いをしても、平和は訪れない。

どこかで禍根を残すだけだ。

それは確かだけれど。

平和を唱えるだけではダメだということが今回のことではっきりとした。


唱えるのは平和ではなく、一致団結と日本としての意思表示だ。

国を強くするために、国内の産業、経済、そして一流の政治と外交術を築きあげなければならない。


戦うときは戦う気概と覚悟を、戦わずとも勝つ術を、身につけようではないか。


どこぞの情報によると、中露の国境問題が解決したのを機に手を組んで日本を侵略しようとい話が伝わってきた。

中国はミナミから尖閣沖縄経由、ロシアは北方領土から互いに領土拡大しようという話になってきたらしい。

本当かどうかはしらないが、あながちありえない話ではない。


中国もロシアも自国の領土さえまとまっていないというのに、相変わらず侵略をすすめる気らしい。

侵略した土地を栄えさせるためではないだろう。

奪うだけ奪って、また今の自国と同じ結果になるだけなのがわかっていないようだ。


国は土地と、人と、そしてその国にある意識で成り立っている。

脈々と受け継がれてきた文化や伝統と、形にならない何かが、国を繁栄に導いているのだ。

それをわかっていないものが侵略をしても、ただの死んだ土地、死に行く土地を手に入れるだけとなるだろう。


翻ってみれば、日本は日本を愛する人々で成り立っているのだ。

先祖たちが土地を、血を、後世に伝えたところなのだ。

日本は日本人の手によって守り、受け継いだものの定めにより後世により良い形で渡さなければならない。


私には個人的には守るべきものはない。

夫と、両親とを守る以外にはみんな他人だ。

そこらにいる子供も他人の子。


けれど、どうでもいいなんて思わない。

この見ず知らずの他人の子が、大人になるまでに楽しいこと、うれしいことを沢山経験し、大人になって家庭を持って愛する人々と生き年老いる。

そんな普通だけど誰にでも許されていいはずの人生が送れるようにと願わずにはいられない。


戦争や紛争に巻き込まれ、家族が、子供が涙するそんな社会には決してしてはならない。


そのためにも、今社会で起こっていることは他人事ではなく自国で起こっていることだと関心を抱いていただきたい。

私たちが今できることは、関心を持ち事実を知り、声を上げることなのだ。


国を売る政治家たちから権利を取り上げ、日本を未来へ導く政治をする人を選ぶこともできる。

日本の主は政治家ではなく「日本の民ひとりひとり」であるという大事なことを決して忘れないことだ。


ここまで読んで、日本の国のことだけか、と落胆されたかもしれない。

巷で言うボーダーレス社会、国境などなければいいのにと言う理想を抱いてる人には嫌な話となっただろう。


私は国境に本来は意味はないとは思うが、人間自体がそれほど高尚でもない現在は国境にも重要な意味が存在していると考えている。


この狭い地球で、なぜいろんな人種があり国境があり民族間の紛争があり侵略虐殺があるのか。

地球人の意識がばらばらな以上、国境は厳然と守られるべきだし、それを理想論で放棄してはならないと私は考えている。


皆同じ人間、地球人として生きていけるまでは、自国を守り伝統を受け継ぎ繁栄させて後世に伝えることが「その国に生まれたもの」の役目ではないだろうか。


マダムそしておかあさん方へ


意識をどうぞ大きく国や地球へ向けてください。


すばらしい明日は今日のあなたや私にかかっているのです。