この頃冷蔵庫の使い方に疑問を持ち出したぶどうさん。


冷蔵庫といえば、生鮮食料品を保管する機械。

そんなことは当たり前なのだが、食べ物であればどんなものも放り込む機械、でもある。


たまに違うもの入れている人がいるらしいが、ここでは食べ物だけを考えることにする。


どうも変だな、と思うのが保管方法ではなく保管の時期。


私はどうやら冷蔵庫に使い方を間違ってきたのではないだろうか、と気がついたのだ。


私は捨てられない女であるステラレネーゼである。

厄介な性分はそれだけでなく、溜め込み癖がある。おまけに買いだめ野郎なのだ。


買いだめ癖と溜め込み癖はちょっと違うところがある。


買いだめ癖は、「ない」と不安よりは「ある」にもかかわらず「安いから」という理由で買い込むところがある。

溜め込み癖は、「ない」と不安だし必需品はしっかり確保した上珍しくて手に入りずらいものがあると出し渋って使わない。


私は・・・両方ある。


さらにさらに厄介なもったいない精神ステラレネーゼが合わさって、最強のタッグをくんでいる。


ここまで話せば、ああ、と勘のいいかたなら思いつくに違いない。


そう、冷蔵庫は夢の玉手箱ならぬ夢の保管庫の我が家。

買いだめ、溜め込み、もったいないという3大悪癖を持った私が管理する冷蔵庫は、推して知るべし。


問題は冷蔵庫に限った話ではないのだが、ここでは言及しない。


冷蔵庫をなんとかしようという試みの一つとして食品を買わない週間を設けてみた。

これはうまくいった。


ところがしばらくは中身が減るにもかかわらず、いつの間にか食品が増殖し冷蔵庫の中が元の状態に戻る。

その繰り返し。


どうもおかしい。


そこでやっと気がついたのだ。

私は冷蔵庫の使い方を間違っていたのだ。

使い方だけではない、冷蔵庫の概念も、買い物の仕方も間違っていたのだ。


具体的に言えば、冷蔵庫は溜め込んだ食材の無期限の保管庫でもなんでもなく、調理する食材を期間を決めて入れる一時保管庫であるということ。


この全く当たり前のことを、私はこの年まで全く気づかずにいたのだ。



嗚呼、ステラレネーゼの上買いだめ溜め込み癖もちだなんて、なんて恨めしい性分なんだろう。


これを改善できるのか?!


ぶどうの小さなチャレンジが始まった。