棚の上にはもち米と小豆。


随分前から計量したまま放置。テーブルに着くたびにその存在に気を取られる。


・・・・・・気を取られる?


そう、「気→エネルギー、気持ち」を取られちゃうのだ!

これは大変。


いやはや夏のうちに前の年のもち米と小豆を消費しようと、計量したまま放置して、毎日気になるを繰り返してしまっていたよ。


気がつけば、もう秋の気配。


ああ、これだから私って・・・(ノ◇≦。)


と、責めるなかれ。(誰が言ってんの?)


ここは一丁、赤飯でも炊いとくか。

全く意味もなく赤飯を炊いてみた。


蒸し器がないので、いつものお鍋で。(^▽^;)


赤飯を炊いたと知った夫が、「何かあったの?」と聞いてきた。


何かあって欲しいのかなあ~といぶかりながら、

「いや、なんも。それがぶどうさん」

という台詞に妙に納得してくれたのは・・・なぜ?


魔窟の棚はちょっとだけすっきりし、気を取られることが一つ減ったのは喜ばしいことだ。


そういえば、この日は重陽の節句。

菊のお料理ではなかったけれど、おめでたいってことでどんぴしゃり。


気を取られなくしようと気を張ると、いろんなタイミングがピシャリと合ってくるのかもしれないと、残りのお赤飯を食べながら気を良くするぶどうであった。