お盆過ぎの北国は、まだまだ真夏を引きずっている。


いったん涼しくなったかと油断させられたのだが、見事に裏切られてしまった。


暑さは大の苦手のぶどうさん、あ、寒いのも苦手だぞ。


今日は清掃日。

冬に清掃作業ができないので、春から秋までの雪の降らない季節は必ず毎月清掃日がある。


午前中にもかかわらず、考えられないほどの強い日差しを浴び汗がつたう。


風が強いので涼しくはあるものの、乾燥した日が続いたせいで砂埃が巻き上がりはじめた。


これは・・・やばい。


せっかく掃除に励んだ家の中がザラザラだ!

そして洗濯物が危ない!


慌てて帰宅し案の定の状態にがっくりしながら窓を閉め切ることになった。


けれどそこは夏のこと。暑い。暑すぎる!


仕方なしに窓を少しだけ開け少々の砂には目を瞑ることに。


全身にかぶった砂と汗まみれの体をきれいにすべく、贅沢を承知で朝っぱらからシャワーを浴びることにした。


体や髪を石鹸で洗ったりはせず、お湯を流すだけ。

さっと浴びてさっさと体を拭いただけのシャワータイム。


いつもの湯上りとさほど変わりない、湯につからなかった分汗がでないくらいの違いしかない。

今昼前になって、ふと気がついたことがある。


体がさらさらだ。

そしてお昼から人が訪ねてくるからちゃんと服を着ているのに、暑くない。


考えてみれば夜寝ているときに汗をかき、その体で一日過ごすのだから、朝っぱらから体がべたついているしお昼にはもっと汚れがたまる。


一枚多く洋服を着ているのとおんなじなのだ。

そういえば、夏にお風呂に入って体を洗うと皮一枚脱いだ気分になるなあ。


私は汗をかきっぱなしだと汗疹ができたり皮膚の調子が悪くなる。

面の皮が厚いので皮膚が弱いってわけじゃないのだが、どうもよろしくない。


なーんだ、わかったぞ。

朝か昼にお湯だけのシャワーか、体を拭けばよかったんだ。

それだけで皮膚の調子も暑さもしのげそうだ。


いまさらの発見だが、これで異例の残暑に対処できそうでうれしくなった。

もし今暑いと感じているなら、そして皮膚の調子が悪いなら、汗をさっと流してみてはいかがだろう。


明日もお昼はシャワータイムを楽しんで元気にうつくしくなろうっと。


・・・・またしても贅沢を覚えてしまったぶどうであった。