卵の減りの早さに焦ったぶどうさん。
買い物ついでに卵の市場調査に出かけた。
いつもは生協の共同購入で10個いり1パックを購入することにしている。
以前は信頼できるスーパーの安売りでしか卵を買わなかったが、卵くらい贅沢したいと、生協で買うようになった。
贅沢といっても200円ちょい。
安売りの倍の値段といっても知れている。
卵自体が本来贅沢品であることは重々承知。
べジーを決め込んでいたころは、1週間に10個以下で回していこうと決めていたのだが。
あまりに自分を縛りすぎて何かを作りたい気持ちを押し込めるのはよくないと、制限をゆるくすることにしたのだ。
今しかできないことをやらないなんて、死んだときに後悔するではないか。
スーパーでは、さすが平日、卵の安売りはされていなかった。
ちょっぴり期待していたのは内緒。
そしてなぜか卵の種類も置いている数も少なかった。
ついつい余計な買い物をしてしまう私としは、ちょくちょくはスーパーへ来るつもりはない。
今日は手ぶらで帰って、生協までもたすか・・・と帰ろうとしたとき、目に飛び込んできたものがあった。
それは6個入りの卵。
10個買ってしまっては、次の生協の卵がだぶつく可能性がある。
6個なら、つなぎにぴったりではないか。
思わず飛びつきそうになったが、6個入りってちょっぴり割高だ。
それに、ブランド卵でもなんでもない、ごく普通の卵。
いやいや、まてまて。
定価で買うなら、せめてちょっと変わったのか地元卵がいい。
考えあぐねていると、そのちょうど下に地元農場の卵がある。
白卵L玉8個いり138円。
微妙な値段で、微妙な大きさのパック入り。
ジーっ。
思わず目で単価を計算した私は、すかさずパックを手に取った。
赤卵10個いりの単価より幾分安いのだ。
白卵だから、というのもあるが、白卵の10個いりが置いてないので比較のしようがない。
8個だったら10個より少ないし、もうじき配送予定の生協卵がダブりそうにない。
それに6個より単価が安い。
そう納得した私は、入念に周りの卵の消費期限をチェックし、8個入りの卵が新しいのを確認してかごに入れた。
どうやら8個入りの卵は売れているらしい。
なぜだかわからないが、買って行く人がいるから置いているんだろうし日付が新しいということは売れているということなのだろう。
しかし・・
6個いりは半ダース、10個は日本のいろんなものの基本的単位。
それなのにそれなのに、なんで8個なの?
買いやすい個数ってわけでもなさそうだし。
ひとついえるのは、この個数だと定価でも買いやすい値段ってことだろうか?
微妙な個数の卵を手に取り、生協までのつなぎとしては悪くないと一人ほくそ笑みつつ、実は8個用の卵パックが手に入ったことが一番うれしかった、貧乏くさい似非マダムぶどうであった。