プリンがマイブームになって、プリン作りがちょっぴり板についてきた?というぶどうさん。
ところが、先日大失敗。
まさに家庭手作り風のかた~いプリンで、最悪なことにス入りという、情けない結果に。
この失敗の原因は、想像がつく。
恐らくオーブンの温度が高かったせい。
なにしろ、シフォンケーキを焼いた後に2種類のビスケットを焼いた、その直後のあつあつのオーブンであったもんだから・・・
慣れたころが一番危険とはよくいうが、まこと不覚であった。
ところで、しつこくプリンを引きずったのにはわけがある。
ずっと以前から抱いていた野望であったのにすっかり忘れていたのだが、とうとう思い出してしまったのだ。
プリン型が欲しかったということを。
私はいわゆるプリン型を持っていない。
今使っているのはガラスのラメキンで、ココット型みたいなもの。
これはこれで欲しくてやっと手にいれたお気に入りなのだけれど、どうもプリンって感じがしないのだ。
私の思うプリン型とは、一般的なバケツ型のもの。
ちょっと深さがあって一さじスプーンを入れただけではカラメルはあふれない、そしてできればたっぷり食べられるサイズ。
内容量にして110~120mlはいれられる、だいたい満水容量150ml前後のもので、耐熱ガラスか磁器製のもの。
型同士がスタッキング出来て、蓋があればなおさら良い。
これに合格するものが、岩○硝子製のプリン型。
透明だし、形もわるくない。なにより大きさがとてもよい。
けれど、レビューを見るとどうも怪しい。
ガラスが薄くて割れやすいというものが多いのだ。
粗忽ものの私のこと、割ること必至。
落として割るというよりは、何かにぶつけてそのままお陀仏ってパターンになることは間違いない。
一般的なココット型なら丈夫だし、探してみればいろんな容量のものが存在する。
なにより陶器製のほうが熱のあたりが柔らかになってプリンにスがたちにくい。
けれど形からして合格じゃない。
クレームブリュレやスフレならいいけど、日本のプリンは深さがあるほうがしっくりするから。
金属のプリン型という手もあるが、私はプリンを型抜きしない。
型抜きをするには、プリンの強度を上げる必要があり、ふるふるプルプルのやわらか~いプリンを楽しめない。
それに、大好きなカラメルが皿に流れて無駄だ。
バケツ型のものをいくつか見つけはしたが、満水容量100mlか200ml弱くらいで、どうにも150mlくらいのものがない。
あまりに小さいものはたっぷりプリンを楽しめないし、大きすぎるものはオーブンに数を並べられない。
まさに帯に短したすきに長し。
いや、一長一短か。
さらにこのプリン熱は、目をそらし続けていたプリン型から鍋にまで飛び火した。
実は、うちにはころあいのいい片手鍋がない。
牛乳を温めて、ザーッとボウルに流しいれるあの作業が、スムーズに出来ないのだ。
使えるのは、取っ手の取れる多層鍋だけ。
鍋に取っ手をつければいいだけなのだが通常はつけないで使っているため、いちいちつけて洗う前に外すのが面倒なのだ。
それに、この鍋には注ぎ口がない。
一応液だれはしないが、この鍋を使ってプリン液を型に直接注ぎいれることが困難。
何度かプリンを作るうちにだんだんストレスになってきた。
むうう、鍋も買い足すか?
たかがプリン、されどプリン。
型に、鍋に、まあとんでもない方向に走り出してしまった。
断捨離・・いや回放中の身(以前のブログ参照)ゆえ、こんなことではいかんのだが。
結局物欲と煩悩にまみれ、まだまだ身奇麗とは程遠い自分にちょっぴりため息のぶどうであった。