あってないもの。
この矛盾、そして現実。
その筆頭は、モラル、正義・・とかじゃなくて
「モノの値段」
食べ物、飲み物、生活に必要不可欠のものから嗜好品に至るまで、そして備品、家財、装飾品にぜいたく品。
これらについた値段、ってあってないようなもの。
モノに対する価値って、だれが決めるのか、何が決めるのか。
手間、労働力、希少性、関わる手の数?
もちろんそれもあるが、根本はなぜか売り手のモラルと正義、そして買い手の信頼。
モノって、形はあるけど形のないものを背負って人から人の手に渡るのか。
あってないモノの値段に、正当な理由を見つけ正当な価値を見つける、その基準って一体なんだろう。
生きているうえでお金を介してモノを手にし手放すというのは必然。欠くべからざる行為。
この大いなる矛盾に向き合い時として上手に妥協しながら生きていく、それもまたマダムの道の歩き方かもしれない。