我が家には不測の事態に備えた避難袋がある。
「万が一」に備えていろんなものをその中に放り込んでいるのだ。
しかし、避難袋を作って○年。
こういうものは期間を決めて見直さねばならないと痛感したことがあった。
それというのも。
電池は古び、ボールペンは書けなくなり、食品の賞味期限は切れ。
これでは、ゴミ袋だ。
そういうことがあったので、せめて一年に一度は見直すことにした。
避難袋の中の食べ物は、乾パン、ドロップ、ビスケットなどの普段は食べないものばかり。
それどころか、賞味期限が来たらどうやって食べきろうかと頭を痛めるシロモノ。
この連休中少しばかり体調が悪く、いつも寒気を感じていた。
のども痛いし、何だろう?と不思議に思っているところに急な発熱。
何年ぶりかに熱を出して寝込むことになった。
とはいっても、熱が出てもヘロヘロにならない私であるので日常生活にはなんら問題ないのだが。
不思議なもので、こういうとき変なものが食べたくなるのだ。
おなかは減るが片付けが面倒だし、手軽にそのまま食べられる袋パンなどがほしくなる。
さらにのどが痛いので普段は食べない飴がほしい。
夫は泊まりの仕事で2日ほど居らず、買い物を頼む人はいない。
湯たんぽを抱いて眠りながら、飴が食べたいなー、なんか食べたいなーと夢見る始末。
そしてハタと気がついた。
避難袋にあったじゃないの!
こういうときを非常事態といわずになんと言うの
迷わず物置部屋の避難袋に直行し、缶入りのサクマ式ドロップと袋パン代わりのビスケットを取り出してムシャムシャと食べた私。
賞味期限が切れてから困るより、食べたいときに食べて買い換えたほうがいいわね。
だって非常時なんだもの。
誰が聞くとも無い言い訳をしながら、昼過ぎて初めての食事をとった。
ああ、しかしおなかが減った・・・・
せめて袋パンでもあったらなあと、熱があるのになぜかブログをアップする気力はあるマダムであった。