ゴミ箱の数は、一家に何個必要だろう。


各部屋にひとつ、そして生ごみ用くらいだろうか。


昨今の分別回収事情からか、大きなゴミ箱をいくつか並べておくタイプを通販カタログやチラシで見るようになった。

家具のようにみえるゴミ箱さえある。


あんなに大きなゴミ箱をいくつも置くなんて邪魔でしょうがないだろうな、と思う。

すくなくともいつかゴミになりそうなゴミ箱をいくつも買っておくなんて、私には考えられない。


うちにはゴミ箱が4個ある。


ひとつは居室、ひとつが洗面所、もうひとつがトイレ、さらに台所にひとつ。


居室用は、普通の筒状タイプで、手のひらを広げたくらいの高さだ。


洗面所は籐の丸いかごに袋をかぶせている。


トイレと台所は。・・・実はちゃんとしたゴミ箱じゃない。

ぷら容器と紙袋だ。


もともと台所用には、背の高いペール缶と呼ばれるものを購入して使っていた。

けれど今住んでいるところに引っ越してみると、足で踏んで上部が開くタイプのペール缶を置くところがどこにもなかったのだ。


シンクの足元には配管むき出しのスペースがあり、そこに置けるかと思いきや、蓋がつっかえてゴミを入れることが出来ない。


わざわざ歩いて台所の隅のゴミ箱まで行くのは面倒なので、ペール缶を諦めることにした。

そして、調理スペースのすぐ側にある足元の不思議空間に、仮のゴミ箱である紙袋を置いたのだ。


ショップの紙袋にビニル袋をかぶせただけの、簡易ゴミ箱。

みすぼらしいので早くまともなものを買おうと考えていたが、使っているとすごく便利なことに気がついた。


蓋が開きっぱなし状態なのでゴミを放り込むのが楽だし、ゴミの大きさは問わないし、何より紙袋が汚くなったら捨てればいいのだ。


紙袋は1週間でへたるわけではなく、物にもよるがきれいに使えば何ヶ月も使える。


紙袋の大きさやまちの深さを変えれば、どこに使ってもおかしくない。


一時期トイレもこの紙袋方式を使っていた。

ケーキショップの小さめでちょっと高級な紙袋だとしゃれた感じになって、違和感が無い。

今のプラ容器は自立型の袋状で、紙袋よりいい点は口がすぼまりにくいこと。

飽きたり汚くなったら、捨てればいいのだ。


仮の住まいである借家だからこそ出来る、ちょっと貧乏ちっくな紙袋ゴミ箱。

けれど、引越しのたび合わなくなるであろうサイズを気にしてゴミ箱を選ぶ面倒に比べたら、快適な分こっちに軍配をあげたい。


狭い家に邪魔にならないし、でかいゴミ箱がゴミにならないし、引越しの邪魔にはならないし。

紙袋が手元にある限りは、もう暫くこの紙袋ゴミ箱を続けるつもりだ。


さあ、ここで気になること。


分別ゴミはどうするか。


ゴミ袋にそれぞれ分けて入れ、以前は倉庫に放りこんでいたが、今は内ベランダに袋ごと放置。

見た目悪い。

何とかしたいが、そのためにゴミ箱を買うつもりはない。


私の住む地方はゴキブリや虫発生頻度が極端に低いので、そのままでも問題が無いのだ。

けれど南方に住むようになったら、プラスティックの広口のかごを買うつもりだ。

ちょとは見栄えがよくなることだろうし、不要となったとき大きなゴミとなるゴミ箱を買わずにすみそうだ。


なんにせよ。

ゴミを沢山出さない生活ってのが大事なのであって、ゴミを沢山出すということはほめられたことではないのだ。

だから、ゴミ場は少なく、小さくていい。


ゴミを少なくする生活を目指すためのリセット中が、今なのだ。


うちの場合数も大きさも充分、それ以上は増えることないだろう。


とはいえ、居室用のゴミ箱は買い換えたいな~。

もう25年も使っているからねえ。大概もとは取り返したことだろう。。。。。