給食といえば、パンに牛乳。
いまどきはご飯給食が増えたと聞くが、私の世代は少なく、殆どパンであった。
牛乳は年から年中冷たく、パンは大きかったり小さかったりしていて、おいしくないマーガリンやジャムがついていた。
必ずついている牛乳200mlを残した記憶はないが、あまり飲みたくないが捨てるのもなんだし・・と思って無理やり飲んでいた。
給食をおいしいと思っていたわけではなかったので、中学、高校でお弁当になった時とてもうれしかった。
母の手作りの、たまに手抜きの、お弁当は冷えていてもとてもおいしかった。
昨日のニュースで。
給食費滞納者には子供手当てから差っ引く可能性・・・というのをチラッと見た。
どうせなら子供手当てよりは、児童の給食費をただにしてくれたほうがなんぼか公平ですべての子供に平等にいきわたる福祉のような気がしたのは、私だけだろうか。
ただし、最近の給食の献立や内容が危ぶまれているとも聞く。
思い切って給食自体のあり方や内容を考え直したほうがいいのかもしれない。
その昔は給食に児童の栄養を託していた・・ような時代もあったかもしれないが、今は事情が変わってきている。
飢えることを知らない子供達にとっての給食は、栄養補給する場ではなく、みなと食を共にする時間であり分かち合いの場である。
そこにプラスα食べ方や食べることについて家庭や教師や給食に携わるもののサポートが加われば、未来を担う人間への大きな糧となるのではなかろうか。
楽しい給食、おいしい給食。
給食自体は忙しい家庭にとっても、食をともにする経験を持つ子供にとっても、決して悪いものではないはずだ。
せっかく作った給食という制度が良い方向に向かうことを願わずにはいられない。