ビスケット。


子どもの食べ物、もしくは英国流のお茶のお供。

どっちを想像するだろう。


日本では、クッキーとビスケットの明確な定義はありそうでない。

しかし2度焼きしたもの=ビスということで、クッキーとは違うと昔のお菓子の本には書いてあった。


2度焼くものといえば、ビスコッティ。

これはイタリアのものだが、これが原型なのか???と思いつつ、油脂はバターではなくオリーブオイルだし、それほど沢山入らない。


雰囲気的には、日本では油脂の多いものもしくはアメリカから入ってきたものをクッキーと呼んでいるような気がする。

サブレとかは。。。フランスではクッキーみたいなものをそう呼ぶけど、全く同じかどうかは知らない。

どっちかというとガレットって感じだろうか?


なんだかいろいろあるけど、今はヒトククリにビスケットと呼んでしまおう。

なぜなら、なんとなくノスタルジックではないか。


粉ものでも書いたが、この食べて歯にくっつく、もしくは喉に詰まりそうな焼き菓子のビスケットは、私の大好物だ。

あれば何ぼでも食べてしまう・・・おそろしや。


腹がいっぱいになるけど、それでも食べてしまう、危険な食べ物。

どっちかというと、油脂の多いクッキーやサブレよりは、油脂量の少な目のいわゆるビスケットの方が好きで、こちらの方が沢山食べられる。

ティータイムのお供のように飲み物がメインではなく、純粋にビスケットが好きなだけだ。


イギリスの本などを読んでいると、必ず家にビスケットの缶があって、お茶の時間にそれを取り出して中のビスケットを選ぶらしい。


日本で言えば、戸棚の中にある菓子器に饅頭やせんべいがあるという感じだろうか。

そういう家庭はあまりないと思うが、サザエさんちではありがちで、よくみる光景だ。

そんなところにケーキ隠すなよ、と突っ込みを入れたくなるのは私だけではないはずだ。


ビスケットは、日持ちがいい。

けれど実際家庭で焼くとわかるが、焼きたて→1日置き→2日置き・・・となると、だんだん味が落ちてくる。


保管は油脂が多いものほど冷凍庫のほうが味の変化が少ないが、いちいち冷凍庫から出して湿気らすのもなんだか。

冷蔵庫で手軽に。。。。と保管すれば柔らかいもの、口当たりのいいものほど冷蔵庫の匂いを吸収して美味しくなくなる・・


市販のビスケットは、常温で放置後買ってきて封を開けて食べても、それほど味の落ちがない。

よっぽどよく焼きしめてあるのだろうと思うのだが、真実はどうなんだろう。

ビスケットの味の劣化をくいとめることは、私の密かな重要課題である。


今日もこっそりビスケットを食べながらおやつの時間を楽しんでいる。

何日くらいで味が落ちるのか、確かめながらそれでもやっぱり粉ものを楽しんでいる私である。


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