マイブームというのがあるが、これは世間のブームの話。
日本はいろんなものを持ち上げて、はやらせる国。
ナタデココ、パンナコッタ、メロンパン、カヌレ・・
こういった流行りもので店ができては潰れというのもあったっけ。
全く迷惑な話である。
最近では生キャラメルが人気だったが、今はもう落ち着いた頃だろうか。
私はキャラメルは好きだが生キャラメルをおいしいとは思わなかった。
あめやキャラメルは口に残る感じが好きなのに、残らないからだ。
その前は塩味だった。
なんにでも塩、サレ、なんとか・・・と書いたお菓子がやたら売られていた。
塩キャラメルってのもあったっけ。
塩味っていうのも微妙だった。
甘い物を食べて甘い味が残る上に塩味まで残るので、あの変な喉の渇き感というのは不快だ。
どっちかにしたい。
けれど甘いものにほんの少量の塩を使うのは、効果があるので和菓子でもよく使われているから今に始まったわけじゃない。
餡、塩羊羹、塩釜確かに昔からある。
お菓子を作るなら無塩バターといいながら、塩をひとつまみいれているようなもんだから、洋菓子にもあったことだ。
けれど甘いお菓子でこれほど塩が注目されたのは近年のことだろう。
しかし、塩味の甘いお菓子って、飽きる。
くどいのだ。だからリピートしたいと思ったものは今までにない。
全く主観的な話なので申し訳ないが、私の場合甘いか辛いかどっちかにして、お茶の時間は両方用意したいもんだな~と思う
このブーム、いつまで続くのだろう。
近くの菓子屋に張られた「キャラメルサレ」のポスター。
これが褪せてきたのをみながら、これがはがされたら次のブームが来たんだろうと思うことにした。
マダムは確固たる趣向を持つ女。ブームだからといって他人の思惑に振り回されるべからず