○年前に購入したラジカセが壊れた。
正確に言うと、MDCDラジオなのだが、面倒なのでラジカセにする。
ポータブルで気に入っていたのだが、音質は・・・・な物である。
便利なのでミニコンポを捨ててこれを愛用したのだが、とうとうCDが飛ぶようになった。
クリーニングをしたらいいのでは?と思い立ち掃除をしてレンズクリーニングも何度もしたが、結局無駄であった。
いよいよ本当に壊れてしまったらしい。
いよいよというにはワケがある。
実はMDが取り出せなくなってしまっていて、MDの録音も入れ替えもできない状態なのだ。
それを騙し騙し、CDだけ使って、たまに入りっぱなしのMDを聞いてきたのだが。
それももう終わりになりそうだ。
10年近く経つうちにMDはほぼ死滅商品と化したのか、このてのポータブルMDCDラジカセの種類は振るわない。
いや、もうMD自体があんまりないのではないだろうか。
MDで録音したものも結構あるというのに、これではなんだか詐欺に合った気分だ。
いつまでも使えると思っていたMDは、違う録音媒体にとってかわられてしまったようだ。
まったく、品物の移り変わりというか、栄枯盛衰というか、早すぎる。
ニッポンは技術をどんどん革新しているというが、大切にしなきゃいけないものさえどんどん切り捨てて、新しいものに進んでいっているだけのような気がしてきた。
技術も物も使い捨てって感じだ。
それが今の世の中の人の認識なのだったらちょっと恐ろしいことだ。
大事なものは大事に、残すものは残すというやり方ができないものだろうか
しかし・・・・次に何を買うかな、CDをききたいのだよ・・・
マダムは価値を知る女。大事なものはきっちり守り通すべし