辛かったり悲しかったり信じられない、信じたくない、そんなことは小説だけの話と思いたい。
でも、実際に苦しんでいる子供達は沢山いると言うこと。
なかなか表に出しにくい、聞かせたくない話は結局公には知られにくい。
悲しいけど簡単に助ける方法なんてないのが現実です。
あとがきにもあるように、
『他人に目を向ける余裕などないかもしれない。
手を差し伸べるゆとりなどないかもしれない。
だけど、同じ社会を生きている、割と近いところに、助けを必要としている子どもが存在するということを、知ってほしい。
知るという行為が、救済や抑止力につながることがあると、私は思うのです。』
私も、まずは知るところから始めてみようと思います。