はい、今回はコーラスアレンジもろもろについてです(若干前の記事の補足も兼ねています)。




私が楽曲におけるコーラスワークを重要視するようになったのは、実は割と最近なんですよ(もちろんこれまでもなきゃいけない要素だという意識はしっかりありましたが)。

そのきっかけになったのが↓

ENCOUNTER MUSIC-3A.jpg

私が大好きなゲーム『ペルソナ3』の主題歌『Burn My Dread』とBGMです。

(※ちなみにこのジャケットに描かれている『アイギス』というキャラは、私が大好きな声優の坂本真綾ちゃんが演じています…最近疲れてたんで、昨日は真綾ちゃんや初期倉木麻衣ちゃんの曲聴いて癒されてた…)

『ペルソナ3』の音楽と言えば、ゲーム音楽史上異例の好セールスを記録した作品で(私も大好き)、

主題歌やBGMを歌っているのが川村ゆみさんという方なんですが、

『Burn My Dread』がサビにおいて非常にパンチのある歌であるにもかかわらず、BGMの歌声は見事に『BGM化』してて非常にオシャレなんですよ(そのオシャレさがゲーム音楽リスナーにウケたのだと思いますが)。

で、川村ゆみさんってどんな方なんだろー?って思って調べてみたところ、

安室ちゃんやEARTHやw-inds.などVISIONアーティストの仮歌やコーラスを担当された経歴の方だと知り、

ちょうど私がTwitterを始めた当時、w-inds.メンバーと初期プロデューサーの葉山さんとゆみさんが頻繁にからんでるのを見て、w-inds.のコーラスやってたんだ~と思って、あらためてw-inds.の初期楽曲を聴いて…

……うわあ~ゆみさんの声だ!!すげー!!とひとりで感動してました。

メインで歌ってめちゃくちゃ上手い方が、引いてコーラスにまわっても、メインのシンガーの邪魔にならず、むしろ引き立てて、シンガーの魅力を増幅させている…

…コーラスってすごい。

『ペルソナ3』とゆみさんとw-inds.のおかげで、これまで以上にコーラスワーク・コーラスアレンジ・声処理に注目して音楽聴くようになりました。




で、コーラスワーク・コーラスアレンジなんですが、

どのくらい音を重ねるのか?

どんなエフェクトをかけるのか?今流行りのオートチューンか?

プロの手に委ねるのか?メインのシンガーやグループ・ユニットのメンバーがコーラスも兼ねるのか?

どんなタイミングでコーラスを入れるのか?

音程は上からかぶせるのか、それとも下からか?ハモらせるときの音は何度離すのか?3度か?5度か?それともオクターブか?

などによって、曲のクオリティや聴いた時の感じ方が変わると思うんですね。




適度なコーラスワークはメインボーカルの魅力を増幅するし、コーラスが存在するからこそ、コーラスから解放され、メインボーカルの歌声だけになった時にあらためてそのボーカルの魅力を実感できるんだと思います。

それをあらためて実感させてくれたのがw-inds.の『NEW PARADISE』。

大サビ前、それまで割とコーラス込みで曲が進行していくんですが、ここで慶太くんの歌声だけになるんですよ。

その時の開放感と慶太くんのボーカルのフレッシュさと言ったら…たまらないですよ。




本人達がコーラスワークを担当しているだろう楽曲では↓

DA PUMP/Let me get you now

ニューシングルの3曲目。おそらくは谷村奈南ちゃんのための曲だったんだろうな~と推測できるくらい、ISSAの歌が高音ですが、

コーラスワークが(全部ではないと思いますが)メンバーのYORIさんによるものなんですよね、確か。

このコーラスワークには8DPの可能性を感じさせていただきました。

すんごいきれい。

かぶせ方も上から下からとかオクターブとか多彩で。

w-inds./Some More

慶太くんのボーカルと言えば高音!なのかもしれませんが、

イメージとはうらはらに、慶太くんは意外と中音域の声が素晴らしいんですよ。

コーラスのメロディラインが見事だし、声処理も程よいし、中音域中心で曲が展開するからこそ、高音のフェイクが活きるんだと思います。

そしてやはり藤林聖子さんの歌詞が素敵すぎる~!『あふれるくらい愛を頂戴』と『カレの倍くらい愛を搭載』の韻の踏み方が最高すぎる…

ちなみに前半名前出したんで↓

坂本真綾/blind summer fish

昨日何十回も聴いてました。

様々なエフェクト(リバーブなど)かければ、楽曲に置いてコーラスは楽器・伴奏の一部です。

透過度の高い声にエフェクトがかかることによって、涼しい風が吹き抜ける感覚や切なさが倍増します。

昨日どんだけ泣きそうになったことか…




てなことで、コーラス自体の魅力について語ってみました。




そして、最後のテーマはLeadくんについてとJ-POPについて。




Leadについて、これははっきり伝えておきたい。

本人達のことは昨年デビュー以来はじめて活動を拝見させていただいたからばかりだから(年長組のドラマ出演により)、まだよく知らない部分があるし、本人達が好きだという気持ちはファンの方々にはとても敵いませんが、

Lead楽曲を愛する気持ちだけは絶対に負けない自信があります。

なにせ、この1年にも満たない短期間でiPod再生TOP25にLead楽曲が4曲も入ってるとゆーw(゚o゚)w

…好きじゃなかったらお金も、ましてや時間なんて絶対かけない。

旧譜を聴いてみてあらためて感じたのですが、彼等の楽曲にはJ-POPとして素晴らしい曲がたくさんあります。

笹本安詞さん、本山清治さん、コモリタミノルさん、藤林聖子さん、L.L.BROTHERS、蔦谷好位置さん、クレンチ&ブリスタさんなどなどなど、書ききれないほどの作家の皆さんが(おそらく彼等のやりたいことを考慮に入れつつ)素晴らしい曲を提供して下さってる訳で。

だからですね、Leadの楽曲が世にあまり知られていないというのは、J-POP界において大きな損失だと思うんです。

ZONEの『secret base』が名曲だと認知されるなら、Leadの『FLY AWAY』ももっと認知されてもよいと思う…

そしてUpturn2009における『FLY AWAY』は、『secret base』の10年後と同じくらい価値があると思う…『棒たおし!』その後。映画で準主役級だった古屋くんが転調後のサビで♪愛しさ夢そして思い出も…と歌う部分は、成長して声も歌い方もぐっと大人っぽくなった古屋くんが歌うからこそ、胸にぐっときます…

『FLY AWAY』の素晴らしさを知って欲しいから、音楽関係者の前で歌ったりもしました。

『FLY AWAY』のように感動を与えてくれるようなJ-POP楽曲がもっと今の世の中にあってもよい。

(※ちなみに、ジャ〇さん楽曲にも名曲はいっぱいあって、私はそれらの楽曲のファンだったりもします。久しぶりにV6の『サンダーバード』を聴いて泣きそうになった…)

よい曲というのは、歌詞に感情を揺さぶるフレーズがあったり、音やアレンジがよく練られていたりすると思うんです。コーラスワークしかり。それが本人達の持つ魅力やポテンシャルを増幅させてくれるんだと思います。

Leadの楽曲にはそれがあります。

特に好きなのは『黄昏グラデーション』と『Jewel of Queen』。

今まさにUpturn2008の『黄昏グラデーション』が流れてますが…上手いわあ~Lead…

鍵本くんのコーラスにかかってる声処理(オートチューンですかね?)がいいんですよ溿キラキラサビのコーラスワークも最高です。この曲は音源もライブも素晴らしいです。中土居くんの歌いっぷりも素敵。

そして♪愛してる I tell you 聞こえてる?♪はメロディと歌詞の韻の踏み方のマッチ具合とメンバーの歌にドキドキするキラキラ

『Jewel of Queen』はとにかくパート割と個人個人のボーカルの魅力とコーラスがとにかく素晴らしいです。サビの鍵本くんと古屋くんにはうっとりします(コーラスが1オクターブ下で支えているのが効いてます)。




まあ、トータルして何が言いたいのかと申しますと…

よいJ-POPがなかなか浸透しないこんな世の中は POISONで、AAAの日高くん風に言うと、よいJ-POPがなかなかリスナーの購買・視聴の選択肢に入らない社会構造だからこそK.U.F.U.が必要なんじゃないか ( ω )って感じです。




…『思いをカタチに』が私の今のテーマなんで、

Leadの今後の活動を支えたいからこそ、着うた8種+着ムービー5種も当日購入したし、

ファンクラブ入会も検討中です(まあ、Leadのに入るときはDA PUMPのファンクラブにも入りますが)。

いまさら信じてもらえないかもしれませんが、Leadの努力と才能はちゃんと認めてますし、尊敬もしてるし、何より今までよく知らなかったことを悔やんでるくらい彼等の魅力にハマってるんですよ。

ただ、もともと音楽ファンなんで、音楽聴くときは、全ての要素を楽しみたいんです。




てなことで、それではまた!