優しい嘘 | 元警察官の雑記ブログ【転職ブログ】

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2025年の9月末で退職予定の警察官です。
警察官の転職って不安しかない現状・・・を書いていきます。

今の気持ちを忘れたくないので、日記を書く。

正直、今の自分には余裕はない。仕事でも悩んで思い詰めるところはあるし、転職しようとさえ思い、友人のYの会社に受け入れはしていないか確認をしてもらっている。

 

しかし、運命は待ってはくれない。

令和3年1月11日午前9時ころ、祖父は死んだ。

8時30ころにデイサービスからの電話に「今日デイサービスに行く。」と告げた直後に亡くなったらしい。

当日の状況については別の日記に書いてあるので、それを参考にまた時間があるときに記載したい。

 

とりあえず今日のことを書こう。

今日は実家の畳の部屋で起床。やっぱり電気毛布は気持ちがいい。買おうかな。

朝、午前7時ころだろうか、話し声で起きると、居間で母と父が話しをしている。

何の話なのかはわからないけど、父が泣いているのが判った。

父は先日から「俺がもっとこうしてやれば・・・。」と自責の念に駆られている。周りの誰もが見てもそんなことはないと思うのに。父親は十分すぎるほど祖父に対して世話を焼いていた。祖父のことを心配してからなのか、単なるおせっかいなのかは判らない。しかし、十分すぎるほど世話を焼いていた。祖父のおむつも一緒に替え、風呂も一緒に入っていた。トイレも一緒に行って、狭いトイレで糞尿が服につかないようにおむつを代えていたんだろう。

 あの無慈悲の愛を目の当たりにして、何をこれ以上してあげればよいというのか。

 これ以上の愛はないと思うのに、父は自分のことを責めているようだ。

 

 午前中はゆっくり、父が祖母に会いに行くというので老人ホームへ。

コロナ対策で直接は会えず。窓越しに手を振るだけ、車いすにのった祖母。数年前に比べれば痩せてしまっている。しかし優しい笑顔は変わらない。

 祖母には祖父が亡くなったことは伝えない。認知症を患っている祖母が知ったら、その一時的であれ悲しむであろう。いずれ、忘れたとしても悲しむ祖母の顔は見たくない。

 「優しい嘘」だと思った。

 

 祖父母がこの2人で本当によかった。

 優しさだけが人生じゃないけど、人間が生きるには最後には優しさが大事だと思う。仕事ができなくても、人を思いやる暖かい心が大事。

 ここで仕事の話になってしまうのだけど、やっぱり転職しようとも思った。今の会社ではこんな生ぬるい環境、鼻で笑われるだろうなって思う。そんな世界で僕は働いている。葬儀で3日休むことですら、何か言われているかもしれない。そう思えてしまう仕事、自分はそんな組織に属していたくない。さっさと去ってしまおう。

 

 午後は、本屋へよって履歴書を購入。

 その後再び祖父家へ。

 それから餃子の王将テイクアウトして皆で食す。父親はまた、泣いていた。

 マサアキさんの娘(ナカムラ・八王子在住)さんから電話があって、生前祖父が「自由になりたい。」と言っていたことを聞く。

 それを聞いた父親は涙していた。祖父は自由を望んでいたんだと。これでよかったんだと。

 というのも、父親は実家にステイさせてやれなかったこと、もっと世話してやれなかったことを後悔していたらしい。

 それは違うよ、父さん、祖父は選んで祖父家に行っていただけのこと。自らの意志で、一人を選んでいただけのこと。

 

 もっと書きたいことはあるけど、日記はメモ代わりに使いたい。

 非公開に方がいいのかな。今後の閲覧数見て考えよう。

 日記は基本三日坊主なので、思い出したらまたかく。