初めてのひとりきりの海外旅行。
友人と合流するまで、会話ができないという孤独。
英語は中学で習ったことまでしか覚えておらず、スペイン語は入門ぐらい。
後は厚かましさで旅はなんとかなるのですが、会話に飢えてしまう。
 
初日の夜はアジア系の方のお店でBotellaとcerveza 。
小学生ぐらいのお子さんがビデオを見ながら踊っていたので、お母さんと思われる店員さんに「娘さん踊ってますね。かわいい。」と伝えてみました。
 

サグラダ・ファミリアのミサに行くつもりだった朝ごはんは飛行機でもらったチーズやチョコレートなどと非常食のカロリーメイト。
 

Este es el almuerzo que comí en un restaurante de Sitges. Es una recomendación del camarero.
シッチェスの店員さんは愛想が良く、どこから来たのか?何日ぐらいいるのか?と質問してくれました。私の拙いスペイン語に付き合ってくれた上に、「昨日来たの?2日しかいないのに君のスペイン語が上手だよ」と言ってくれ、これって会話?とうれしい私。
 

カサ・アマトリエールを見学後に配られたチョコレート。
トングでこのまま配ってくれたので、すぐに食べてしまいました。
個包装になって持って帰れたら、私の(ケチな)性格では食べ絶対に食べるタイミングを逸したのでこのスタイルが私にはぴったり。
 

バルセロナで食べるものリストのひとつChurros con chocolateを注文。
店員さんに「Y café con leche, por favor.」と言ったら「ひとりで?」と聞かれ、sí と答える私。
チュロスとカフェオレは別の店員さんが渡してくれたんだけど、その人が私ひとりで受け取るのでおかしな顔をしたのを見て、さっきの方が「この人はひとりで良いの」と言ってくれた(ような気がする)
後日、スペイン語の先生たちにこのことを話したら、笑われたのでホットチョコレートとカフェオレをひとりで頼むのはやっぱり変みたい。
私はホットチョコレートは飲み物ではなく、ドリップするためのものと認識してました。
 

2日目の夕ご飯。カフェでツナサラダとオレンジジュース。どう考えてもビタミンか足らん!と思い頼みました。サラダもジュースも結構な量ですが、もったいないお化けにとりつかれないために無事に完食。
隣でアジア系の女の子が勉強をしていて、日本と同じカフェで若者は勉強するよなーと眺めていました。
スペイン語の先生曰く、「スペインの人はあまりカフェで勉強しないよー」とのこと。ありゃ⋯⋯
 

3日目の朝ごはんは前の夜にPanadería で買ったパンを食べたのですが、パンを買ったときも、朝も疲れていたのか写真はなし。夜のパン屋さんで酔ったおじいさんに声をかけられ、周りの人から「相手しにしなくて良い」と言われたけど、これもたぶんそういうことだよねーって感じ。
 
ピカソ美術館でピカソに圧倒された後、チョコミントアイスクリームを食べました。
 

昼ご飯はボケリア市場で生ハムとパン・コン・トマテ
 

市場のパエリアの屋台かおいしそうだったので、パエリアもテイクアウトして広場で食べました。野菜のパエリアだったようです。ちょっと食欲に火がついてきましたが、このあたりで友人から連絡があり合流することになったので私の孤独のグルメはここまで。
心の中でつぶやきながら食べるご飯たちはおいしかったです。
なおスペイン語での会話は私の妄想が補完したものです。ご了承ください。