だからクリエイターを守れなかった…「難しい漫画家」VS「改変する脚本家」の確執が読みとれる報告書への違和感

「セクシー田中さん」事件の報告書を読み解く3つの視点
 

漫画『セクシー田中さん』(小学館)の作者である芦原妃名子さんの死から4カ月、小学館とドラマ版「セクシー田中さん」を制作した日本テレビによる調査報告書が公開された。テレビの取材を続けてきたライターの村瀬まりもさんは「報告書を読むと、原作者が脚本家への不信感を募らせ、『脚本家の書くものが耐え難い』とまで言っていたことがわかった。ただ、そんな事態を引き起こした責任はテレビ局と版元にある」という――。

以下略・引用元 此処迄は村瀬まりも著プレジデントオンライン6月8日曜付記事

「セクシー田中さん」改変問題の核心とは?

 

原作改変トラブルを阻止する確実な方法があるのに…「セクシー田中さん」事件でも懲りない日テレと小学館の罪

なぜ脚本を完成させてからドラマ化しないのか

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日本テレビと小学館が公開した漫画「セクシー田中さん」のドラマ化と原作者の死去についての調査報告書に注目が集まっている。テレビの取材を続けてきたライターの村瀬まりもさんは「報告書の段階ではあるが、ドラマ関係者なら誰でも思いつく、今すぐ実行可能な再発防止策が示されていない。結局は、ドラマ制作を中止せず進めなければいけないというテレビ局の組織の論理と、メディアミックスによる売り上げ増という出版社の利益追求が優先されている」という――。

以下略・引用元 此処迄も村瀬まりも著プレジデントオンライン6月18日付記事

果たして、著者の言う再発防止策とは?

 

民放連会長、原作者急死の「セクシー田中さん」調査報告受け「世界観を共有するコミュニケーションを」


 日本民間放送連盟(民放連)の遠藤龍之介会長の定例会見が14日、都内で開かれた。
 昨年10月期に放送された日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが今年1月に急死。日テレと出版元の小学館はそれぞれ調査報告書を公表し、実写化をめぐり制作側と原作者側に齟齬(そご)があったことなどが認定された。
以下略・引用元 此処迄は報知スポーツ6月14日付けた記事
そもそも、ドラマ化の際に作者、放送局、雑誌社と十分に打ち合わせなかった事と、脚本家に問題の人物を起用しなかったらこの様な悲劇は起きなかった筈でした。
旧アニメ版「美少女戦士セーラームーン」でも、原作者の武内直子女史は当初、メディアミックスのルールを理解しており、「アニメの方はスタッフにお任せします。」と言っていました。
しかし、度重なる継続で、アニメスタッフが当てた物を自身の実力と錯覚・誤認した事で自信を付けてしまい、軈てアニメの製作に口出しする程増長しました。
この行為は作品を完全な商業主義のゾンビ偶像化を防ぎ、作品を守った反面、武内女史の漫画家声明を半ば絶たれる結果となりました。
原作から注文が来た以上はそれを優先すべきでした。