「ビブリア古書堂の事件手帖」作者 「セクシー田中さん」調査報告書に不信感「まるで意味のない調査」

有名な小説であったが…

 ドラマや映画で実写化もされたライトノベル小説「ビブリア古書堂の事件手帖」などで知られる作者・三上延氏が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本テレビは昨年10月期放送の連続ドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題で公表した報告書について苦言を呈した。
今回の報告書について、三上氏は「日テレの報告書を読んだ。自分に起こった過去の諸々が思い出されて、読み進めるだけで手足が冷たくなるような内容だった」とコメント。「できるだけ感情を排して結論を書くと、私たちにはまるで意味のない調査である」と不信感を露わにした。
以下略・引用元 此処迄はスポニチアネックス6月1日付記事
YouTubeで知りましたが、「セクシー田中さん」の脚本家は11年前冬にフジテレビ月9で「ビブリア古書堂の事件手帖」の脚本を書いていました。

しかし、その改変が酷く、ファンからのブーイングが凄まじかったそうです。
ドラマ版の改悪点

1・主人公の篠川栞子の容姿が全然違う(原作・ロングヘアー、ドラマ版は剛力彩芽さんの容姿に合わせたショートカットと眼鏡無し

2・主人公の五浦大輔が23歳から30歳に引き上げられ、眼鏡を掛けている


3・原作では栞子の妹「文香(あやか)」だったのが弟「文也(ふみや)」へ性転換された。しかも文也役の俳優がジャニタレだったのでジャニーズの差金の可能性あり(ジャニーズ許すまじ!)


4・原作のホームレスの志田さんが、ビブリア古書堂の執事的役割を務めていた。

改変の代償

その改変が視聴者やファンからの反感を買い、最終回は視聴率8.1%の月9歴代ワースト1!となり、平均視聴率は11.3%と月9の没落に拍車を掛かる事になりました。


今度は実写映画でリターンマッチ


その後、実写映画でリメイクと同時にアニメ映画も企画されました。

キャラクターも原作に忠実となり、原作通り文香に戻り、汚名返上となる…筈だったのが、これまた稚拙な出来映えでまたもやファンを怒らせる結果となり、アニメ映画版はいつの間にかフェードアウトしました。

作者も堪らない展開となりましたね。

そんな動きに下記の事もありました。


「口約束かそれに毛の生えた程度」漫画家やくみつるさんら団体が芦原妃名子さん死去受け調査 4人に1人が厳しい条件で契約

 

 

人気漫画「セクシー田中さん」をドラマ化した際の脚本をめぐるトラブルを受け行われた調査。漫画家やイラストレーターの4人に1人が作品の権利について厳しい条件で契約していることが分かりました。

漫画家 やくみつるさん
「不利益な立場で仕事を続けざるをえない。常に不安を抱えているという状況」

漫画家のやくみつるさんらフリーランスの人たちが作った団体は、今年4月から5月にかけて漫画家やイラストレーター570人を対象に出版社やテレビ局との契約の方法などを調査しました。
以下略・引用元 此処迄はTBS NEWS DIG6月4日付記事
そして、契約書でも「作者が直々に脚本を書くとことある」と記載されていたのですね。そして、原作者とマスメディアとの契約も相変わらず不平等且つ杜撰なのには驚いたと同時に、これは永遠の課題と言えます。
追伸・ビブリア古書堂の事件手帖は初めて知った事なので、備忘録で書くつもりはありません。