世界的に気温上昇による災害が常態化しているが、今年は再び観測史上最も暑い年になり、さらに状況が悪化する可能性が高まっている。

  こうした中、天然ガスや電力、小麦や大豆といった世界で最も重要なコモディティー(商品)の一部は値上がりしている。紅海やパナマ運河など、すでに混乱に見舞われている海上輸送は極端な水位低下によって再び揺さぶられることになりそうだ。破壊的な山火事の危険性も高まっている。 

暑さ対策として打ち水を行う車両(5月15日、インドのジャイプル)

  気候変動による異常気象がいかにエネルギーや食料、燃料のコストを押し上げ、インフレを悪化させるかを改めて想起させるシナリオだ。頻発する自然災害は壊滅的な損害と保険コストを巡るリスクを高めると同時に、市場の先行きを予測することを難しくする。ミュンヘン再保険によれば、異常気象と地震による昨年の損害額は全世界で2500億ドル(約39兆2100億円)に上った。

以下略・引用元Bloomberg5月31日付記事

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地球温暖化は意外な所に被害を齎していますね。