『葬送のフリーレン』『薬屋のひとりごと』日テレアニメ大ヒットとTBS『七つの大罪』の挑戦

『葬送のフリーレン』(c)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」

日テレが『葬送のフリーレン』で大きな挑戦

 2023年秋の改編で大きな話題と言えば、日本テレビが金曜23時台に新たなアニメ枠を設けたことだ。この10年ほど、各局ともアニメはゴールデン帯から撤退し、配信を前提にした深夜枠や土日のキッズ向けに分かれる流れが続いていたのだが、日本テレビは今回、新たな取り組みに踏み込んだことになる。しかもいろいろな仕掛けが当たって、放送が始まった『葬送のフリーレン』が大ヒットとなっている。もうひとつ、土曜枠で放送している『薬屋のひとりごと』もヒットしており、日本テレビのアニメ事業が注目を浴びている。

 

 一方、テレビ界でそれと対峙するのはTBSで、同局も2023年から日曜夕方にアニメ枠を新設するなど大きな取り組みを開始した。日本テレビのアニメ戦略とそれに対抗するTBSの取り組みについて、今回、それぞれの当事者に聞いた。

(中略)

TBSの新たな局創設と、アニメ事業推進

©️鈴木央・講談社/「七つの大罪 黙示録の四騎士」製作委員会

 この10月以降、TBS社屋を訪れると、日曜夕方に放送中の2つのアニメ番組のポスターがあちこちに目につく。2023年7月、TBSにアニメ映画イベント事業局という新しい局が誕生したのだが、それを踏まえて10月に新たなアニメ枠が設けられた。以前からある日曜午後5時からのMBS毎日放送の“日5”と言われる枠の前に、4時半からの新しいアニメ枠が設けられたのだ。海外市場を見据えたアニメ事業への注力というのは各局の動きだが、TBSもかなり大きな取り組みだ。10月から、その4時半の枠では『七つの大罪 黙示録の四騎士』、5時からは『シャングリラ・フロンティア』が放送されている。

以下略・引用元 篠田博之著・Yニュース12月8日付記事

以下詳細全文

やはり、日テレもTBSもアニメのコンテンツに注力している様ですね。嘗ては不況期には殆ど力を入れず、TBSに至っては毎日放送担当の土六とローカル枠で放送の顛末でした。

何と言っても日テレは金曜日深夜に、TBSは5年ぶりに全日枠でアニメを導入し、ある意味アニサタの無念を晴らすと同時に、アニサタの精神は無駄では無かった事には感激しています。

ここは日曜夕方アニメ枠を「アニメサンデー」と名乗っても良いと思います。

そして、TBSのアニメ映画部の渡辺信也氏はシンカリオンのPDの方でもありました。