現役時代の多摩テック

全国に数多くあるテーマパーク。今もなお新しいテーマパークが生まれては人々を楽しませ続けている。しかし、そんなテーマパークには、あまり語られることのない側面が存在する。そんな、「テーマパークのB面」をここでは語っていこう。 東京西部の多摩地区。小高い丘が並ぶ丘陵地に、かつて「多摩テック」という名の遊園地があった。1961年に開園したこの施設は、モータースポーツをテーマとした遊園地、という意味でテーマパークの先がけともいえる施設だった。

多摩テック跡地裏から多摩丘陵を望む。自然豊かな姿がよくわかる

2009年に閉園した多摩テックの今

ホンダの子会社が運営を行っていて、お家芸ともいえるモーターバイクや自動車をモチーフとしたアトラクションが数多くあったことで知られている。「テック」という名前から想像がつく通り、最先端テクノロジーを総動員させて、来場者を楽しませる場所だった。 しかし、その場所は残念なことに2009年に閉園してしまい、以後、その土地の活用方法をめぐってさまざまな議論が巻き起こった。その詳細には立ち入らないが、廃テーマパークの跡地をどのように処理するのかは、テーマパークの問題を考えるにあたって常に重要なテーマである。

 

以下略・引用元 日刊SPA!2023年8月22日付記事

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遊園地跡が放置され、却って自然に還ったのは全くの皮肉としか言い様がありませんね。