閉店したブーランジェリーランプ富塚店=浜松市中区で

 浜松市中区のパン屋「ブーランジェリー ランプ」が昨年十一月末、閉店した。店舗が都市計画の用途地域の制限に反すると行政から指摘され、業務停止命令を出される前に営業継続を断念したという。地元で十年以上親しまれた店が建築基準法違反で閉店? 聞き慣れない理由を追った。 (小林颯平)

 「ランプ」は二〇一一年に同区佐鳴台にオープンして人気を集め、一八年春には同区富塚町に工場併設の店舗を構えた。遠鉄百貨店や愛知県田原市にも展開し、計四店舗あった。

 「この物件はパン屋として使用できません」。経営者の内山勉さん(38)は二一年十月中旬、富塚店を訪れた市職員の言葉に驚いた。賃借する二階建ての富塚店は一階でパン屋を営み、外階段でつながる二階を事務所に使っていた。市の都市計画では低層の住宅などに用途が限られる第一種低層住居専用地域に当たり、延べ面積の半分以上が住居である必要があり、電力量などの制限もあった。

以下有料記事の為省略 中日新聞記事引用

 

折角の人気店も法令違反故に閉店を余儀なくされるとは皮肉極まりありませんね。