「Ｒｏｍａｎｔｉｃが止まらない」などのヒット曲で知られるバンド、Ｃ－Ｃ－Ｂのリーダーでベース担当、渡辺英樹（わたなべ・ひでき）さんが今月１３日午後６時５分、急性大動脈解離による多臓器不全のため、都内の病院で亡くなっていたことが１７日、分かった。５５歳だった。東京都生まれ。グループのプロデューサー松木隆裕氏が文書で発表した。
Ｃ－Ｃ－Ｂは、６月１４日の熊本から、同２３日の東京まで５公演ツアーを始める予定だった。８９年に解散した時の４人（渡辺さん、笠浩二、田口智治、米川英之）で実施予定も、渡辺さんが同１２日夜に痛みを訴え、都内の病院に緊急搬送。大動脈解離と診断され、集中治療室に入った。一時は血圧が安定したが、今月１３日に容体が急変。入院して１度も意識の戻ることのないまま、両親らにみとられて亡くなった。
一方で、今月２日には、田口が覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで神奈川県警に逮捕された。意識が戻らず、この事実を知らないまま旅立った渡辺さんについて、米川は「メンバーのことを気遣ってくれるアニキでした。ご冥福をお祈りします」とコメントした。
近親者による密葬として、都内の葬儀所で１６日に通夜、この日に告別式が営まれた。８月１０日に東京・新宿ＢＬＡＺＥでお別れの会を行う予定。
◆渡辺英樹（わたなべ・ひでき）１９６０年（昭３５）２月１日、東京都生まれ。８３年にＣｏｃｏｎｕｔ Ｂｏｙｓのメンバーとしてメジャーデビュー。８５年にバンド名をＣ－Ｃ－Ｂに改名。「Ｒｏｍａｎｔｉｃが止まらない」「スクール・ガール」などがヒット。８９年に解散。今年２月、渡辺さんの誕生日記念ライブで、２６年ぶりに解散時のメンバーが集まり話題に。
日刊スポーツ7月18日付記事より引用
結局ヒデキは亡くなりましたね。我が少年時代の1頁を刻んだアーティストが生涯を終えたと同時に、これでC-C-Bのオリジナルメンバーは二度と揃わなくなりました。