NHK大河『鎌倉殿の13人』和田義盛役の横田栄司「心身不調で降板」に「無理もない」同情の声!燃焼しきった過酷な運命と「小栗旬ヒドすぎ」の声

 
横田栄司(画像は『鎌倉殿の13人』公式ツイッター『@nhk_kamakura13』より)

 9月8日、10月29日~11月6日に紀伊国屋サザンシアターで上演される文学座の舞台「欲望という名の電車」に出演予定だった俳優の横田栄司(50)が、心身の不調から降板することが発表された。

「肝機能障害と慢性疲労症候群の診断を受けたうえ、メンタルヘルスも不調と診断されたため、医師と相談したうえで降板したといいます。『鎌倉殿』では豪快で、貴重な笑いを提供してくれるいいキャラを演じています。すでにクランクアップしていますが、出演はまだ続きますね」(歴史ライター=以下同)

『鎌倉殿の13人』は「身内同士での殺し合いを経ていかに北条氏が権力を握ったか」を描く物語で、多くの人物の間で、血で血を洗うような謀殺が繰り広げられているが、和田義盛は演者の横田いわく「気は優しくて力持ち、みんなから愛される西郷さんみたいなまっすぐな男。でも抜けているところがあるイジられキャラ」なこともあり、癒しを与えてくれていた。

「第16話の源義経菅田将暉)が木曽義仲(青木崇高)を討伐した件を鎌倉に手紙で報告する際、手紙をつづるも、字がヘタクソなうえ、本人なりに分かりやすくしようと書いた挿絵の出来も微妙で“絵はかわいらしゅうござる”と評される場面や、秋元才加さん(34)演じる巴御前との恋愛模様などが視聴者の間では特に人気でした」

 もともと巴御前は木曽義仲の愛妾だったが、義仲の没後に和田に捕らえられて鎌倉に移送されるが、豪胆な性格に義盛が惚れ、巴御前も義盛を気に入り恋に発展。最近の回では、9月4日放送の第34話で源実朝(柿澤勇人)と義時を自宅に招き鍋パーティを敢行。用意した鹿肉を鍋に入れる際に巴「(一度に入れたら)火が通らないでしょう私がやる」義盛「やだやだやだ俺がやる!」と仲良く言い争ったり、巴御前に鹿の顔マネをさせる無茶ぶりをするとノリノリで応じてくれたりと、仲睦まじいシーンを見せてくれた。

■現在が幸せそうな分反動が怖い

 この回の副題は「理想の結婚」だったが、巴御前と義盛の場面は、まさにそんな雰囲気。

《和田義盛の鹿鍋のシーンで癒された、、、!!横田栄司さんかわいすぎ》《今日の鎌倉殿はラストの3人目の妻のすさまじきこと以外は鹿肉鍋パーティやら、縁談話やら、和歌のくだりなどほっこりした話が多い平和な回だったな…》《頼家ロスであんまり楽しめなかった昨夜の鎌倉殿だったけど、和田さんちの鹿鍋パーティと、政子編纂の和歌集を見つけた場面が良かった。》

 と大好評だった。

「撮影の裏側では、横田さんは実は主演の小栗さんと20年以上の付き合いなこともあり、仲がいい。クランクアップする横田さんをねぎらい、義時の衣装で《よこちんお疲れ様》と書かれた感染対策のマスクをしている撮影現場での小栗さんの姿を、9月8日の『FLASH』が報じていました。

 ただ、今回の舞台降板報道を見るに、横田さんも『鎌倉殿』の撮影で疲労が蓄積されていたんでしょうね……。内容が内容だけに、無理もない話です。現実では仲のいい小栗さんと横田さんですが、『鎌倉殿』では、最終的に義時に殺されるも同然の末路をたどるんです」

■義盛が死亡する「和田合戦」が控えている

 ドラマの現時点の回では幸せに過ごしている義盛だが、これから悲劇的な晩年に向かっていくと言われている。

 義時は2代執権となってから、有力な御家人であった和田義盛を何度も挑発する行動に出る。そして、両者の対立が先鋭化していった結果、義盛は最終的に挙兵を決意。

「上(将軍家)には何の恨みもございません。相州(義時)のあまりの傍若無人に我慢ならず、仔細を質すべく、出向こうとしているのです」

 と、将軍・実朝に手紙を送ったとも言われている。

「しかし、義盛が最も頼りにしていた三浦義村(山本耕史)に裏切られてしまい、謀反が義時に発覚。1213年5月2日から3日まで延々と鎌倉で奮戦しつづけたものの追い詰められ、享年67歳で討ち死にしました。 

『鎌倉殿』では現時点で幸せな生活を送っているだけに、反動が怖いですよね。演じる横田さんも、相当なストレスをかけられた義盛を演じるわけですからね……燃焼しきったあげくに、体調に影響が出てしまったのかもしれません。ゆっくり休んで、回復してほしいですよね」

 源頼朝大泉洋)が挙兵した時点から、いわばずっと『鎌倉殿』のために尽くしてきた豪勇御家人の和田義盛。その最期が、盟友・北条義時の権力掌握のために討たれるという展開であることを知る視聴者の間では、義時役の小栗の名前を挙げて「小栗やりすぎ。そんなに北条大事なんか」「それにしても小栗旬は徹底的。だから成功したのかもしれないけど……」と、その権力掌握までのやり方に疑問を呈するような声も多い。

 視聴者の心を温めてきた義盛の笑顔。『鎌倉殿』で見られるのは、残りわずかなのかもしれないー-。

■【画像】『鎌倉殿の13人』で秋元才加が演じた巴御前

 初期の眉毛がつながっていたころのビジュアル。眉間にシワが寄っており、いかにも「勝気な強い女性」という印象の1枚だ。

週刊大衆ネット引用

 

やはり、史実通りの末路が確定しているので、難しい所です。