久々の深夜フルネットの「古見さんはコミュ症です」
今秋の改編で長年親しまれた平日夕方6時台の枠のうち月火水の枠が遂に廃枠となった反面、深夜アニメの全国ネット枠が復活しました。
「ワッチャプリマジ」も朝の放送
長年親しまれ数々の名作を輩出した平日夕方6時台枠。やはり少子化と娯楽の多様化には勝てず、縮小が止まらず、7月に始まったガル活やアイドリープライドは結果改編迄の穴埋め繋ぎ番組だった事になります。

今後は恐らく金曜のみ存続し、時期を見て金曜枠も時間帯移動等で廃枠にする事でしょう。

テレ東一局集中の罪
遡れば元々テレ東アニメが肥大化の原因は、90年代前半に日本テレビ系が、後半にテレビ朝日系が相次いでアニメ枠を減らした分、テレビ東京が大幅に増枠した事が原因で、受け皿を増やす為、深夜枠や土日の放送枠を増やして対処しました。
テレ東一局集中は地方局で番宣枠が減った事とも重なり、他の地方との格差を広げる結果となり、愛好家の円盤への出費もテレビ局の数少ない程、出品が大きくなり、問題となっていました。
(私事ながらママは小学4年生がレンタルに置いていなかったばかりにビデオ全巻を買う羽目になり、二束三文で引き取られた事にキレ、ときめきメモリアル等のバーチャルゲームに熱狂する遠因を作りました。)
しかし、動画サイトの普及で地方格差もある程度は是正されたと同時に97年のポケモンショックと翌年のテレ東チェックで作り手もテレ東を敬遠し、独立局や他局に枠を求める様になり、近年ではNHKがカネに物を言わせてコンテンツを爆買いしている事態も起きており(これはまた別な機会に提議します。)、やはり元から体力を無視したアニメ・特撮の本数肥大化には無理があった様で、結局削減と相成りました。

これからはどうなる?
恐らくテレ東アニメ・特撮は深夜アニメを除き、週末に放送を特化するか、ゴールデンタイム枠を復活させるかで、NHKの肥大化も憂慮していますが、在京キー4局でのアニメ・特撮枠の復活はほぼ絶望的で、悲しいけどテレビ局にもお金が無い事を痛感します。
もう90年代以前の編成には戻れない事を痛感します。