閉館が決まった油壺マリンパーク(画像:photolibrary)。
京急電鉄は2021年5月12日(水)、神奈川県三浦市にある水族館「京急油壺マリンパーク」を9月30日(木)で閉館すると発表しました。【京急は油壷まで伸びる予定だった 駅に残る遺構】 同施設は1968(昭和43)年、京急の創立70周年記念事業として開業。当時“東洋一”といわれた大回遊水槽などが特徴でしたが、建物や設備の老朽化が著しく、維持管理が困難であると判断したそうです。 飼育中の動物類については、他館と移譲への協議を進める一方、閉館後も飼育・管理体制を維持し、全ての移譲が完了するまで対応するとのこと。京急は「開業から53年間、地域の皆さまをはじめ、たくさんのお客さまにご愛顧いただきましたことに、厚く御礼申し上げます」としています。
油壷マリンパーク全景
アトラクションの案内
こうした鉄道会社によるレジャー施設は、かつては多く存在しましたが、次々と消滅し、跡地の再開発も進んでいます。近年では南海電鉄が2020年3月に「みさき公園」(大阪府岬町)の事業から撤退したほか、2021年3月には近鉄グループの水族館「志摩マリンランド」(三重県志摩市)が閉館、西鉄が運営する遊園地「かしいかえん シルバニアガーデン」(福岡県東区)も、2021年いっぱいでの閉園が決まっています。
Yahoo!ニュースより抜粋
幼児期に親に連れられた事がありましたが、施設の老朽化やコロナ禍等の影響か、来客数が減ったのも致命的だったかも知れません。
京急久里浜線も三浦市中心部から4キロ離れており、この油壷を経由して三浦市の中心部に向かう予定でしたが、土地買収や環境問題で難航し、頓挫しました。