10年前の今日、MBS発TBS系土6アニメの最終作となった機動戦士ガンダム00が始まった日でした。


イントロダクション
西暦2307年、新型モビルスーツ(以下“MS”)の公開軍事演習を行っていたAEUは、突如所属不明のMS2機の襲撃を受ける。額に“GUNDAM”と刻印されたそれらの機体は、圧倒的な機動性と攻撃力でAEUのMSを破壊していった。同じころ、人類革新連盟の宇宙ステーションを襲撃したテロリストを、同様の刻印が施された別の2機が迎撃し、多数の市民の命が救われた。

この騒動にメディアが沸き立つ中、世界に向けて1つの声明が発表される。4機のMS「ガンダム」を所有する私設武装組織「ソレスタルビーイング(以下“CB”)」は、戦争・内乱など世界中のあらゆる武力紛争に同じ武力をもって介入し、戦争根絶を目指す集団であるという。それは「平和のための武力行使」という矛盾を抱える行為であった。

莫大なエネルギーを生み出す「太陽炉」こと「GNドライヴ」を搭載した4機のガンダムを操るのは、刹那、ロックオン、アレルヤ、ティエリアら4人のガンダムマイスター達。武力介入を行ないながらも、その最中に人命救助を行なうなど、矛盾した行動をとる彼らの存在に世界は混乱。存在を否定するかのごとくテロが起きる一方、彼らを正義だと称える声もあり、賛否両論が巻き起こる。また、日本に暮らすごく普通の学生、沙慈も世界の変革へと徐々に巻き込まれていく。

各国家群は己の威信をかけ、ガンダムを手に入れようと様々な作戦を実行。各国家群のエースパイロット達も出撃するが、ガンダムとの性能差の前にことごとく敗北、CBは着実に武力介入を達成していった。そうした中で、世界三大国家群は史上初の合同軍事演習の名目で、大規模なガンダム鹵獲作戦を決行。圧倒的な物量を前についにガンダムも敗北するかと思われたその時、「トリニティ」を名乗る新たなガンダムマイスター達が出現する。彼らによって窮地を救われた刹那達だったが、彼らはこれまでの武力介入を手緩いものとし、より過激な武力介入を始めた。

ガンダムシリーズの革命作
本作は当初、SEED第三期として企画されましたが、作品破壊と失敗の元凶と言える福田負債を外す事と、外部スタッフを招聘する事も決まっていました。
処が、水島精二監督が「自分の完全新作を作りたい」との意向で、新シリーズとなりました。

過去のガンダムシリーズとの違い
過去シリーズとの違いは
・現代の西暦年を舞台にしている
・エネルギー論争と、民族問題を絡めた
・主人公が中立勢力で、PKO活動をしている
点で、色んな意味で斬新でした。

水島監督のラブコールで実現した古谷徹御大の起用
何と言っても、声優に古谷徹御大の起用には驚かされ、当初御大はアムロ・レイのイメージがあり断るつもりだったのが、水島監督の熱意に押され、ナレーションとして起用しました。

土六最後の放送
SBS・静岡放送とRCC・中国放送ではガンダム00のファーストシーズンは1週遅れの土曜17時30分から放送されました。
ガンダム00のセカンドシーズンは日5に枠移動したため、静岡放送や中国放送を含むTBS系全28局で同時ネットで放送され、漸く時差ネットが解消されました。

数年後、劇場版が製作されELSと言う地球外生命体との接触でファンを驚かせました。