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ルパンレンジャーのXエンペラーのミニプラも近年地元のスーパーでは置かなくなっている
最近、コンビニを観ると以前なら置いてあったバンダイナムコのミニプラを置かなくなり、所謂食玩も完成品ばかりになり、

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コンビニ処分品のキュウレンジャー
地元スーパーでは未だ前年の宇宙戦隊キュウレンジャー後半のロボットのパーツが売れ残っており、ルパンレンジャーVSパトレンジャーはあっても少ないか、または、全然置いていません。

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また、模型店等でもプラモデルは四桁の高額化、愛用しているBトレインショーティと鉄道コレクションも発売当初の3~5倍の値段に跳ね上がっており、驚いています。
子供達がプラモデルを作らなくなった理由
子供達がプラモデルを作らなくなった理由に、やはりTV&SNSゲームやカードゲームの方が遊び易くなったのと、プラモデル自体高額化し、手軽に作れなくなった事で、バンダイナムコ側も多色整形やアンダーゲート処理等の努力をしましたが、やはり前者がコストアップの遠因となりました。

象徴的だった三つの出来事
プラモデル関連で象徴的だった三つの出来事は
・2002年の今井科学倒産
・2011~12年のガンダムAGE関連プラモデルの売上不振
・2016年から展開のスーパーミニプラの販売指針
でした。
02年に倒産した今井科学はサンダーバードやキャプテンスカーレット等のイギリスITC特撮のプラモデル、ノンマスコミシリーズのロボダッチ、ロボッカーで名を馳せ、80年代はマクロス、オーガス、モスピーダのプラモデルをリリースし、可変ロボシリーズは当時としてはギミックが凝っていたと実感しました。(バンダイ1/72初代可変バルキリーは旧今井の、1/100は有井製作所(現・マイクロエース)の金型をそれぞれ流用していました。)
しかし、食玩完成品フィギュア、カードゲーム等にシェアを奪われ力尽き、金型の一部は同郷の青嶋が引き取りました。
11~12年にMBS発TBS系で放送された機動戦士ガンダムAGEは、イナズマイレブン、ダンボール戦機等のヒット作を輩出したレベルファイブを迎え入れ、低年齢層に判る様なストーリー展開と台詞にも気を遣い、三世代100年に渡る戦いを描こうとしました。
しかし、その凝った作りが裏目に出てしまい、視聴率はガンダムX関東キー局最終クールに匹敵する1~2%と低迷、関連プラモデルも売上不振となり、放送は全うしたものの、小規模な玩具・模型店閉店を多発させる程の被害を与えました。
ガンプラの不振はAGEの影響もあり、必ずしもNAOKIだけが悪い訳ではありません。

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2016年にバンダイナムコが新たに展開したスーパーミニプラは地元スーパーには全然取り扱っておらず、何とイオン等の一部小売店やボークス、壽屋の様な嗜好店にしか置いておらず、通販等で買う羽目になった方々も多かったと思います。
更に遣り切れないのは「バンダイプレミアム限定発売」で明らかに特定のユーザー限定の商品と言え、価格も四桁処か五桁もする場合もあり、最早食玩のレベルを逸しています。
Bトレ鉄道コレも値上げの憂き目に
Bトレも鉄コレも当初こそは低価格で手軽に楽しめるのが魅了だった筈で、それが人気の秘訣だったのが、材料費高騰等で段々値上がりし、終いには四桁は当たり前となり、ユーザー離れを加速させたかも知れません。
やはり、プラモデル自体もう手軽に楽しんだ時代は過去のものなのでしょうか?