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高知さんさんテレビ局舎

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局ロゴマーク

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イメージキャラクター・さんのすけ

高知さんさんテレビ開局CM集


20年前の今日、FNS最終ネット局高知さんさんテレビとさくらんぼテレビが開局した日でした。

高知第三民放局は1992年に割り当てられて、5件の免許申請があり、橋本大二郎高知県知事(当時)の政治力で高知第三民放局の申請が一本化されました。橋本大二郎氏はNHK出身で、地方の情報格差については理解していました。

フジテレビは当初は高知県での系列局の開局に難色を示しており、高知第三民放局はフジテレビがキー局要請を拒否した場合はテレビ朝日系での開局も検討されていましたが、橋本大二郎氏の粘り強い説得もありフジテレビがキー局要請を受諾したため、高知第三民放局はフジテレビ系になることが決まりました。


高知さんさんテレビは電波過疎地域だった高知県の三局目として開局し、地元でも親しまれる存在になりました。

高知県は経済力が弱く、フジテレビもテレビ朝日も経済力の弱い高知県での系列局の開局に難色を示していました。

しかし、橋本大二郎氏が高知県知事にならなければ、高知第三民放局の構想が頓挫していたと思われます。


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さくらんぼテレビ局舎

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2009年に完成した悲願のさくらんぼテレビスタジオ

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さくらんぼテレビのロゴマーク


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多彩なSAYマスコットキャラクター達

そして、さくらんぼテレビは開局4年前に経営トラブルでテレビ朝日系へネットチェンジした山形テレビの代替後継局として開局し、利用者からしてみれば経営陣の都合でフジテレビの番組が観られなくなるのは理不尽極まりなかった反面、鹿内宏明前会長が山形テレビの支援を拒否し、山形テレビ経営陣に不信感を募らせたのも遠因で、その後日枝会長に交替するも、経営陣は日枝会長にも不信感があった様です。

山形テレビのネットチェンジで山形県ではフジテレビ系の番組の大半が視聴出来なくなり、山形県内ではフジテレビ系第四民放局の開局を求める署名活動が行われました。それを受けて、山形第四民放局が1995年に割り当てられました。

山形県民や多数のスポンサーの要望に日枝会長は応え、さくらんぼテレビでフジテレビ系復活を果たしました。

さくらんぼテレビCM

どちらもフジテレビ第二期黄金時代に支えられ高視聴率を稼ぎましたが、日枝体制の長期化による劣化に巻き込まれてしまい、今は大変みたいで、歴史とは判らないと改めて思いました。