素晴らしい世界

ブログを始めて　今日でちょうど一ヶ月になります。

この春に子育ても一段落し　自分の自由な時間が多くなりましたので

何か新しいことを始めてみようと思ったのがきっかけでした。

以前からブログというものを本でみて　やってみたいと思っていましたので、

最初　ホームページ風にブログをやっている同業者の友人に相談したところ、

「貴女はやめておきなさい」　と　

やっぱり言われると思っていた答えが返ってきました。

パソコンは家にあるとはいえ　お掃除以外では触れたこともなく

未だに自動販売機の前でさえ　躊躇してしまう私を知っているからです。

仕事関連のホームページを作ってあげるから、と言ってくれたのですが

あまりそういうことには関心がなく　どうでも良いことにしか思えません。

その後、近くに住んでいる（フラジェの樫の木に出てきた）

友人に話してみると、

「貴女が一番向いているのはブログよ　絶対　始めなさい」　

と正反対のことを言うのです。

彼女には　私のことをほとんど見抜かれていますので

すぐやることを決めました。

彼女は　複数のブログをやっていて詳しいので

その中から　私がやりやすいのはアメーバだと教えてくれて　

それも　そのまま決めました。

パソコンについては　本で読むと言った私に

「貴女は本を読んでも絶対理解できない」

と　決めつけるので、これも言うことを聞いて　教わることにしました。

基礎的な事を　彼女に教えてもらい　

あとは　少しずつおそるおそる進めていきました。

時間がかかるかと思っていたのですが

その日のうちに　もう始めることができました。

パソコンって　機械って　親切なんですね。

指示通りに素直にやれば　少しも難しくないことに気づき、

何と自分は時代遅れの　古い　認識不足の人間だったのかと

改めて思い知らされました。ホントに　目からウロコ状態でした。

人類ってすばらしい・・・って感動ものでした。

でも本当に手探り状態でした。

まず　ニックネーム、

これは　ホントに適当で、

入力時に出てくる あの点滅する線に急かされて、

早くしないと爆発するんじゃないか　とかいう恐怖心にかられ、

とっさに浮かんだ名前です。

なんとふざけた　古いエッセイにでも出てくるような名前ですが、

実は本名と似ています。

それと　好奇心と気まぐれで始めた意識が

自然とあのアリスを連想させたのかもしれません。

プロフィールは最初、そうしなければいけないのだと思って

本人特定バレバレの、何とも詳しく生真面目なことを書いていました。

そうじゃなくていいんだ、と気づいた時点で

違和感のあるところは　少しずつ削って　修正して

自分の今の気持ちに近づけていきました。

しなやかに生きる・・・なんて

ちょっとえらそうにつけてしまいましたが、

これも同じで、点滅線にせかされて　てきとうに,　

というのがホントのところです。

ただ、咄嗟に出たということが　

自分の奥で　常に存在していた意識を

啓示してくれたような気がします。

なんとなく・・・　イメージなんです　　

この年になって考えることは、

何に対しても　柔軟でいたい　ということ・・・

何があっても、

弓のように　一度折れ曲がってしまっても、

あまり音をたてずに　すうっと元にもどっていたい・・・

簡単に折れてしまわないような強さを　

いつも持っていたい・・・

なんか、そんなところです。

えらそうなことを言っていますが、

現実の私は　いくつになっても

大人になりきれない　夢みたいなことばかり考えている

何かがものすごく欠落している人間です。

でも　無理に変えようと思っても

できないことだと思っています。

人間って 人に迷惑をかけない以上は　

何やっても何考えても自由なんでしょ？

・・・そういう風に考えています。

今　私は　このインターネットという世界の広がりに　

素晴らしい感動をおぼえています。

自分の心の中をどんどん覗いている感覚と

人の心の暖かさが迫ってくる感覚を感じています。

心だけで接するということの不思議さや大切さに驚いています。

きっと　アリスが不思議の国に迷い込んでしまった時も

　　　　　　　　　　こういう気持ちだったのかもしれません・・・・・