読書のこと | ~しなやかに生きる~

読書のこと

読書について考えることを

なんとなく 書いてみます


今私は 仕事の合間に

物理と哲学と自然学が混ざったようなものを

宗教観と照らし合わせながら・・・


・・なんて いう本を読んでいます


こう書くと とても難しい専門的な本なんじゃないか、

と思いがちですが、全然違って

小学校高学年の本好きなお子さんなら

興味を持って すんなりと一気に

読み上げてしまうようなものです


本は嫌いであまり読まない、

という人もいますが

子どもの時は置いておいて

ある程度の年齢になって読んでみようかな、と

思い立った時に、


挑戦などという気負いの上で 

自分と合わない本をたまたま読んでしまった・・という場合。

原因はこういうところにもあるような気がします


同じテーマの本でも様々、

選び方が大切なのだと思います


同じ内容の・・ 例えば文学などでも

出版社によって 活字の雰囲気や字数、

紙の質、持ちやすさ など・・


一見関係なさそうですが

こういうのが 自分にしっくりするのを

直感的に選んだら良いように思います


いくら読むのは良いことだといっても合わないものは 

逆にストレスになるだけのはずです


本とのインスピレーション的な出会いが

大切なのだと思います


家の教室は 楽器のある防音室の横に

家中の本を全部集めて並べた

サロン風の部屋があります


サロンといっても おしゃれ感は全くなく

和室で畳のうえ、本は古いので

公民館の片隅にあるコーナーという方が

近い感じなのですが、


レッスンを待ったり 終わった後、 

自由にいつまでも読んで良い、

ということにしています


今年の3月からは 

私自身が演奏会を増やすため

音大受験対象者だけ お引き受けしていますが、


12月まではいろいろな年齢の方に

ここを利用していただいていました


下は3才 上は71才まで

職業もいろいろ 楽器経験もいろいろ・・・


年配の方からはとても興味深いお話しを聞けたりして

それは楽しいものでした


置いてある本はほとんど私のものですから

種類にはとても偏りがありますが、


歴史に関するものが多いので

年配の方にもよく読んでいただいていました


気に入ったら持って帰って また返す という

ちょっとした貸本屋の風情でした


ここで 分野別に 私の愛読書ともいうべき

いち押しの本のお話をしてみます


たくさんありすぎて決め切れないというのが本当のところですが、

よく おすすめしたものを挙げてみます



まず 漫画は三国志・・・私は好きな読み物は?

と聞かれたら一番に三国志をあげるほどの

熱狂的な信者なので(これは漫画ではなく)


この三国志の一部に書かれている

「邪馬台国」も昔から興味があり

新しい本が出たら思わず買ってしまいます


この論争関連は ほとんど読んでいて

ジャワ島説なんていうのがお気に入りです。


女の子には 前の記事にも出しましたが

源氏物語をえがいたあさきゆめみし

持統天皇の周辺を描いた天上の虹など。


私は現代よりも いわゆる万葉とよばれる時代の心情の方に

近いものがあるので これは漫画ではなくて

黒岩重吾の「天翔ける白日」大津皇子

なんていうのが理想の人だったりします


エッセイものでは 断然好きなのが

ちょっと古いですが

ナンシー関何・・・」がつくシリーズ


今でもテレビで不自然な内容に遭遇すると

絶対彼女が書いてくれただろうな・・

読んでみたかったな・・・と

今この世にいてもらえないことを残念に思っています


絵本のことですが

福音館書店のものを気に入る場合が

多いことに気づきます

こういう子育て中の若いお母さん方も

いらっしゃる気がします


とにかく自分と相性の良いものを

見つけることが大切だと思います


あたりまえのことのようですが

数ある中から選ぶのは

難しいかもしれませんね


ここに こういうことを書いていいのかどうかわかりませんが

私と最も相性が悪いのは大江健三郎さんの作品・・・


たぶん私の思考回路が

追いつかないのだと思いますが、

彼の作品には化学実験をしているような印象を受け、

さっぱり理解できないのです


友人にいつか聞きましたが

私と同じように言っているひとを

本で見つけたことがあるそうです


やっぱり 何事においても

無理してはいけないということだと思います