今日はお父さんがこっちに来る日…なので、いつもより早めに目が覚めてしまった
早く起きても掃除とかは終わらせてて、やる事はないから前々から気になってた音楽を聴きながら二度寝
夢の中でお父さんと待ち合わせしてるのに、浮気されてて来ないっていう悪夢で起きたっていう…
正夢になりませんように…
元々彼お爺ちゃんと付き合うだけのためにゲイバーに入る事になったお話しです
ゲイバーって客側から見たら、中の人間は喋って…お酒飲むだけでお金が貰えるって思われがちですが
要領の良い人なら、本当に楽しんでるって思います
自分が勤めたゲイバーは老け若、老け老けとジャンルに縛られない所で
老け若となら友達みたいに楽しくなれるんですけど
老け老けのお客さんは話をどうやって広げたらいいんだろ…状態ですね
良く話の切り出し方としては
「今日は何軒目ですか?」
「最近、映画見ました?」
「何処か美味しいお店知ってます?」
みたいな軽いジャブから入るんだけど、そもそも老け好きの老けって若い子に対して一定の防衛線みたいなのがあって
話かけても返事すらない時もある…
更に追い討ちをかけるかの如く…勤めたマスターは売上基本主義者なので、1日の売上水準をある程度決めてるらしく
売上に達してないと、お客さんを呼んだとしてもブチギレられてましたね…
「あそこのお客さんのボトル空にして新しいの入れさせなさない!」みたいにね…
そりゃ飲むしかない訳ですよね…
おかげでゲイバー入ってる時はほぼ毎日2日酔い…肝臓が悲鳴をあげてました
1番酷いのは、お金を使わせようとするマスターに向かって煽りを入れてくるお客さんですね
「これとこれ飲んだらお店で1番高いボトルを2本入れるよ」
って提示されたのは、アイスペールにブランデーを半分注いで…上からシャンパンで割ったやつ
ホストなの…?ここ…って思ってましたからね
それと見合う給料なの?と言われると…実はゲイバーの時給って安いんです
労働基準法って知ってます?って言いたくなるレベル
それでも中にはそれだけで食べてる人もいるから、本当に闇金ウシジマ君の世界をリアルに表現させた感じでした
ちなみにお金が大好きなマスターによって…自分は3回くらいボトル1本のために売られたこともあります
3回とも相手がおじさんだったので、男娼の客として貰いましたけどね…
そんなゲイバー人生に終止符を打ったのはとある出来事がきっかけでした
ゲイバー勤めしてる人って噂話が好きな癖に話の大元が曖昧でも盛大にする人が多く
お爺ちゃんと付き合う時もそれが原因になったんです
付き合う前にお爺ちゃんが自分のことを行きつけのゲイバーで聞いたら
・金専でウリみたいなのやってた(事実)
・気に入らない相手だとエッチ後に財布を盗んだりするらしい(嘘)
・地元ではヤリまくりの金せびりまくりで有名(嘘)
最後のは何処から…?って感じだったんですけど、これは発信源がちゃんといました…これは後日にでも
お爺ちゃんと付き合ってる時、ちょうど正月時期だったので帰省することになりました
帰省費用は高いし帰る気は無かったんですけど、お爺ちゃんがポンって出してくれたので
お金を出してくれた手前、とりあえず実家にちゃんといるって証拠として…実家の固定電話からお爺ちゃんに電話して
実家の部屋から撮った日付入りの画像を送ったりしてました
戻ってきたのは正月の三が日明けで、お爺ちゃんから呼び出されて食事してたら
「君、実家に帰省したのは嘘だったの?」
いやいや、実家の固定電話から通話してるよね?
話によると、自分が勤めていたマスターが原因だったらしい
お爺ちゃんは常連だったし、マスターのボトル攻めにも対応出来るくらいの資金力がある人だったけど
自分が余り飲み過ぎても…とか、お爺ちゃん本人が楽しくないお酒を飲んでても仕方ないからって理由で余りボトルを入れさせないようにしてたんだけど
マスターはそれが気に入らないのか三が日にお爺ちゃんがお店に寄った時に
「あの子…帰省したと言って実は他の男と遊び歩いてるのよ?」って言われたらしい
実家の固定電話からどうやって自分の声を出せるのだろうか…って悩んだらしいけど
日付入りの写真でマスターの嘘だと思ったらしい
それが嫌になったらしく、お爺ちゃんは店に来なくなって
自分も次第にそのお店が嫌いになって、元彼お爺ちゃんと知り合ったゲイバーへ移りました
それなりに固定客を持ってた自分が別店に移動したから、ちょっとだけ騒然としましたが
「あそこは身内(店子)すらも酒の肴にするお店」っていうレッテルが貼られたのか
前々からマスターが苦手って人もいたようで、気付いたらお店は無くなってましたね
人から聞いた情報とか嘘を安易に喋ると痛い目を見るので、自分も注意しようと思いましたね…