Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ -20ページ目

Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ

スーツの解釈は様々です。

このブログではオーダー(カスタムメイド)スーツの話題を中心に私なりの見解を述べていきたいと思っています。

このブログではオーダースーツ(正しくはカスタムメイドスーツ)について書いていきます。


私は一消費者ですが、オーダースーツに興味を持つ方に少しでも役に立ちたく、私の考え方や実例の紹介をしていく予定です。



最初に、オーダースーツには大きく分けて3種類あるということを述べておきます。



1.パターンオーダー・・・主に既製服ブランドが展開する一部注文品。

               仕上がりが想像しやすいが既製服の延長なので制約が多い。

               ゲージ服という基準になる既製服を着てみてサイズ等を微調整する。

2.イージーオーダー・・・採寸することで数多くの型紙から個人に合うものを選び更に微調整する方法。

               ある程度要望は言えるが既製服がないので仕上がりが想像しにくい。

3.フルオーダー・・・基本的な型紙を持つこともあるが、一から個人に合うものを作る。     

               既製服がないので仕上がりは想像しにくい。





正直言って、オーダースーツは普及していません。理由がいくつかあります。



①高価である


「スーツをオーダーしている」と言うと必ず「高いんでしょ?」と言われます。同じ品質であれば、大量生産される既成のスーツより高くなるのは当然です。


パターンオーダーやイージーオーダーで、激安のスーツもありますがどこかでコストダウンをされています。生地の質かも知れませんし、耐久性かも知れません。



②どこで買えばよいかわからない(仕上がりが想像できない)


「スーツをオーダーしている」と言うと興味のある方は「どこで作ってるんですか?」と言います。


私は過去にイージーオーダー2軒、パターンオーダー2軒を利用しましたが納得いく仕上がりにはなりませんでした。


何が納得いかなかったのか?


イージーオーダーではシルエットやデザインが既成のスタイリッシュなスーツに敵わず、パターンオーダーは仕上がりが想像できたものの制約が多かったのです。



③納期がかかる


パターンオーダーで最短2週間、完全フルオーダーだと1か月以上かかります。納品されるまでに体型が変わることもありますし、何より急ぎで欲しい時には不都合です。




色々と問題はあります。しかし、うまく活用すれば、


最高の着心地

自分だけの好みの仕様


が手に入ります。


しかも、一度気に入った店で納得いくスーツを仕上げておけば

次からはハードルはぐんと下がり、また同様の満足感が得られるのです。




私は、現在は2つの個人営業されているお店に作ってもらっています。1つはフルオーダーに極めて近いオーダー、もう1つはフルオーダーです。同じような要望を出してはいますが、絶対に同じ服にならないところがいいところだと思っています。


過去の失敗を踏まえてこれらのお店を選んだ理由は以下のとおり。


『責任の所在がはっきりした個人経営であること』
(店に行くたびに担当者が変わり上手く要望を伝わらなかったことがあるため)


『店主の年齢が近くトレンドや好みを理解してくれそうであること』

(まったく好みを理解されずとんでもないものが仕上がったことがあるため)


『店主の考え方に共感できること』

(好みを押し付けられるのは困るが、何でもかんでも要望に応えるだけでも良くないため)


『譲れない要望(サイズ感、仕様)は聞いてくれること』

(制約が多いとオーダーした気にならないため)


『店主が店頭の採寸だけでなく製造行程を経験していること』

(サイズを変えたり、仕様を決めたりする際に大きく差が出るため)




次回より細かいお話をしていきます。