ユニバーサルランゲージ メジャーズに行ってきました② | Genuine Savile Row(本物の背広)のブログ

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スーツの解釈は様々です。

このブログではオーダー(カスタムメイド)スーツの話題を中心に私なりの見解を述べていきたいと思っています。

先のシャツに続いて、正直あまり興味のなかったスーツの話を聞きました。行きつけが2件もありますからね。

ところが、これが結構よかったのです。シャツと同様にリーフレットで不明な点を中心に尋ねました。

 

ハンドメイドとマシンメイドの記述がありますが、これは生地のプライスで決まるようです。レダやカノニコといったイタリア生地でも手軽に購入できるクラスが境目だとか。

ロロピアーナやゼニアならハンドメイドになります。

 

 

ジャケットは5通りのモデルがあります。図ではピークドラペルでチェンジポケット付という仕様は1つだけですが、それぞれのモデルにラペルやチェンジポケットの有無が選択できるそうです。

 

この中で、モードモデルとブリティッシュモデルのゲージ服を着てみました。同じA6サイズでも着心地は異なります。モードモデルは全体的にタイトでセンターベント。ラペルは8cmくらいでしょうか。対してブリティッシュモデルはバストがゆったりしておりウエストは少しタイト。蹴回し(裾)にかけてフレアなラインを描いています。ベントはサイド。(いずれのモデルもベントの位置は好みで変更可能)私の好みはブリティッシュモデルだと思ったのですが、こちらはラペルが10cm程度あり、この点だけ引っかかりました。

 

ラペル幅の変更はできないので、例えばモードモデルのA7をベースにしてあちこちサイズを詰めていくことも可能とのことでしたが、あまり補正箇所が多いと仕立て上がりがイメージ出来なくなり、ゲージ服を使用したサイジングの良さが無くなります。そこで、程々に合ったものを仕立てておいて、あとは直しで対応する方が良い、とのアドバイスもいただきました。一定期間このようなアウトソーシングの細かい直しも無料で受けてくれるそうです。

 

 

パンツはプリーツモデルとノープリーツモデルがあります。

ここまでは普通ですが、ノープリーツモデルは6種類との記載があります。

股上の深さやテーパードの程度が異なるそうです。一応ジャケットのモデルに合わせたデザインのパンツが用意されるのですが、組み合わせは自由。想像ですが、ブリティッシュモデルだと股上が深めでストレートに近いシルエットなのだろうな、と思いました。

 

ベストも図の4つそれぞれに何種類かあり、襟付きシングル6つボタン、なども可能だそうです。パターンオーダーでは対応ができないことが多い裏地と背裏の色を別にすることも可能とのこと。結構融通が利きます。

 

 

標準でAMFステッチ、本切羽、本台場、チケットポケット、水牛ボタン、バルカポケット、Vスリット、ベルトピンループ、D閂、上襟髭仕様。通常なら有料オプションになるようなものばかりです。

 

 

それに伴い、有料オプションは少なめです。

私ならチェンジポケットとキュプラ裏地くらいですね。ちなみに、袖裏は標準でキュプラです。

 

 

あとは実際に選択肢としてある生地を見ていきます。

ロロピアーナは豊富にあり、ゼニアは比較的少ないです。

ロロピアーナのラベルは茶色、ゼニアは青色ですので、生地は既製服用ですが、質は十分かと思います。これらが2ピースで10万円以下は驚異的です。

 

 

成金みたいな言い方ですが、

「一番高い生地はどんな感じですか」

と言って出てきたのがゼニアの119000円のもの。ロロピアーナだと109000円でSuper150's。さすがに良い生地が出てきます。しかし、トータルで考えるとこれらはオーバースペック。ロロピアーナの89000円かゼニアの99000円を上限として検討するのが良さそうです。

 

納期は1カ月強とのこと。

店員さんはそれがネック、のような言い方をされていましたが、それくらいかけてじっくり作ってもらいたいので、全然問題ありません。

 

シャツ同様、スーツもコストパフォーマンスが非常に高いと感じました。

 

・安いイージーオーダーでは満足できない

・ブランド料が乗った割高なものは不要

・本当にいいものなら10万円くらいは出すことを惜しまない

 

そんな方に強くお勧めしたいスーツです。

行きつけを2軒持っている私でも、定番スーツを1着くらいは、と思うくらいでしたから。