色々な意味でハテナが飛び交う中、観に行った「ペレアスとメリザンド」、最終です。

 

久々の新国立劇場は相変わらず素敵なオペラパレスでした。

階段を上ると、今までの演目の衣装が飾ってあって、大フィーバーでした。

 

肝心のオペラはというと…

第1幕目…字幕との闘いでした。ごめんなさい。逆に字幕でストーリーを読まないとおいていかれる恐怖感との闘いでした。

 

幕間…同居人とで「色んな意味でヤバイ私たち」をひしと感じながら、外で水分補給。なんだか皆さん、オシャレなんですよ。さすが、フランスに関係がある人達ってこういう感じかな?とふと思いました。

 

第2幕目…相変わらずストーリーは今一つ分かっていないけれど、メロディーと演技をだんだん感じられるようになってきた。現代的な舞台演出だったのだけど、「愛」に対する執念を感じました。二幕目から出てきた日本人のオペラ歌手さんは、もう20年以上前からよく聞いている方だったのと、やたら貫禄ある演技力をお持ちなもので、フランス語がからきしでも何となくはわかる、という不思議。

 

全体的には、ドビュッシー作曲だけど、ドビュッシーなの?というくらいイメージが違うメロディーのように感じました。

私の中ではいつもキラキラしい感じのメロディーの人、なのですが、どちらかというと明るさではなく暗さだったり深さのあるメロディで、作曲家の名前を聞かないで行ったらドビュッシーだと思わなかったかも(汗)

 

もう一度行くか?と聞かれたら、多分、あと10年後くらいでいいかな、と思ってしまうけれど、めったにない演目を聴くことができたのは大きな幸せでした。