日本は明治維新以降、国際社会に船出してゆくにあたり最も重きを
置き徹頭徹尾貫いてきたことは「国際法遵守」の精神でありました。

満蒙開拓当時、日本人が「法卑」とよばれたのは、とにかく法を守る
ことにうるさかった日本人への揶揄でありましたが、逆に言えば、
中国人や朝鮮人はいいかげんだったわけです。

台湾を統治するに当っても、どんなに山奥であってもどんなに未開な
ところへも赴き戸籍を作成し、また不動産なども又貸しの又貸しの又
貸しの・・・みたいに訳わからなくなっていたのも全部調査しました。

韓国併合も決して侵略などではなく、「合邦」と呼ぶのがふさわしく
交際社会が認める合法的なものでした。

遵法精神は、日本の経験した幾たびかの戦争においても同様に守られ、
むしろ、戦争だからこそ「これが日本の統治である」と国際社会に
ウンともスンともいわれない共栄圏を造らねばならなかったハズです。

第一次大戦後の国際連盟の憲章に、日本は「人種差別撤廃」を盛り込む
よう訴えましたが、無視されました。

植民地であくなき搾取と隷従を強いていた帝国主義白人国家には
到底受け入れられるものではなかったからです。

支那事変当時中国に駐留していた日本軍とは、義和団の乱を支持して
欧米諸国に宣戦布告した清朝に対して、連合国軍が北京を制圧した際、
その治安維持のために、国際社会から要請を受けて派遣された軍でした。

今でいえばいわゆるPKO軍であって、侵略を目的としていたなど
とんでもない話で、当時の国際社会が認めた合法的な軍隊でした。


やがて中国共産党軍の策謀により支那事変に巻き込まれてゆきますが、
日本軍が南京に入場する際には、市民は安全区域にて日本軍によって
護られ、敵味方問わず戦闘の犠牲者は手厚く葬られました。

むしろ、敗走する中国国民党軍が悪行の限りをつくしたのであり、
満州事変に先立つ通州事件において日本人が虐殺されたことはあまり
知られていませんが、その残虐性は、人の仕業とは思えないものでした。


そんな日本軍が「南京大虐殺」を起こすハズがないのです。
日本軍による婦女の強制連行によって性の奴隷とされたなどと
根も葉もない「従軍慰安婦問題」など呆れてものが言えません。

そもそも、慰安婦は業者が募集したのであり、軍はむしろ衛生面に
非常に気を使っており、朝鮮人の業者の中に、強引な人身売買的な
行為をした者があったのです。

だいたい、韓国軍がベトナム戦争で行った破廉恥な行為こそが、今なお
ライダイハン問題としてあるのに、それを隠して日本に対して根拠のない
非難をするその国民性そのものが、日本人には受け入れがたいものです。


世界大戦を通して日本軍の捕虜となった敵兵からは戦後感謝の言葉が
多く寄せられているのは特筆に価すると思うのです。

とはいえ、戦争の実態は大量殺人を伴うものであり、どのような理由が
あろうとも肯定され美化されるべきものではありません。

しかし、極東裁判においてインドのパール判事が「日本無罪」を主張した
のも、まさに当時の国際法に鑑みて日本は法を犯してはいなかったからで
あり、法の番人であるはずの国際司法裁判所がまさに遵法精神を無視し、
法を冒涜した違法性の上に今日の「戦後」の世界があるのです。


安倍首相が憲法改正への糸口をつけようとしているのは、全ての戦争責任を
日本に押し付け、さらに憲法まで押し付けるという、傍若無人な欧米列強が
違法性の上に構築した国際社会のレジームを掃いたいという思いからです。

政治は所詮方便です。
しかも「民主主義」とは言い方は悪いですが、わけのわかっていない
民衆による「人気投票」で選ばれる人間によって牛耳られる仕組みです。

そういうシステムには、大衆を効率的に扇動するそれなりの戦略が必要です。
数が正義なのですから、とにかく数を取るためになんでもやる。
資本主義の国ですから、お金を使ってマスコミ使ってバンバン洗脳する。

アベノミクスで円安だ株高だ好調だと、あるいはその一方で中小企業は、
庶民の生活は冷え切っていると、マスコミは上辺だけ捉えて報道するのです。
みせかけの現象はどーでもいいことです。

原発の輸出を非難する方々もおられますが、来年にはアメリカと中国が
太平洋上で合同演習を計画しているという状況の中で、中国とアメリカの
横暴に苦しんでいる国々と共に連携して戦おうという姿勢も見て取れます。

「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」日本はぼっこの原発を買わ
され、抗癌剤やらワクチンやらを買わされ、中国の侵略行為はやりたい放題で、
北朝鮮に日本から送られた大量の資金は核兵器に化けて逆に脅されている・・・


政治や外交とは本音を隠して、「日本は経済オンリーです」とうそぶきながら、
しかし、日本を護る布石を具体的に打ってゆかなければならないのです。
決して安倍さんの擁護ではなく、もしそうでなければ日本は終わります。

中国人や朝鮮人に、この国土を占領されたくなんかないんです。
本当に大切なのは、日本人はどうあるべきか、ということです。
私たち一人一人に問われているのです。


民主党政権はは官僚を上手く使いこなせずに自爆しました。
しかし、もし優秀な頭脳を持った官僚がひとたび「志」を持ったならば、
それは、やはりひとつの大きな力になるのではないでしょうか。

オーストラリアによる日本の捕鯨をめぐる、ICJ (国際司法裁判所)への
提訴はかつての欧米帝国主義列強による「日本叩き」の延長戦にすぎません。

鶴岡公二外務審議官による冒頭陳述の内容は、国際法を遵守して欧米と
正々堂々と渡り合ってきた、かつての日本の姿を思い出させてくれます。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page4_000117.html