我が家の明女神(あけめがみ)様。

の、武勇伝をお伝えしているんですが、
毎度前置きが長くてスミマセン(笑)


ってか、何気にこのシリーズは
KEN流 “ 天使の育て方 ”ともいうべき
子育ての最重要ポイントであったりします。



ゆえに、天変地異と人の心とゴミ拾いと子育てと、
全てが一分の隙もなく、「互いに密接に連関している」
の図。


それを、我が家の小学5年、中学1年の子ども達にも
わかるように、その真理であり神理をいかに各自の
ハートに抱きながら生活をしてゆけばよいのか、


感じ取って、腑に落としてもらいたいとの願いを込めて
綴っているのでございます。


さて、小学2年生「掃除用具係」のアケミ。


クラスの、掃除用具をきちんと片付けない男の子に対して
毎日毎日、ブリブリブリブリ、憤まんやる方ないご様子。


そこで私たちは、前回記事にも触れましたが、
娘に引導を渡したのです。

(※仏教における【引導】の本来の意味は、悟りの道に導くことです。
  つまり、神仏の御心のままに生きる道へ導くということ。
  決して「あんたもうダメ」と宣告することなどではない。真逆だ!)


KEN:「あんたねぇ、人を責めても問題は解決しないズラぜ?

     そいつのせいで、おまえが毎日毎日不愉快な気分を
     味わわなきゃなんないって、バカバカしいでしょ?

     おまえが家に帰ってきちゃブリブリブリブリ不機嫌だと、
     こっちまで厭な気分になるんだよ。

     せっかくみんなそろって食べる晩飯が
     まずくなるだろーが?

     なんとかせ~~い!」


と、いう見解(問題提起)を伝えたわけです。
そして、解決のヒントもね♪


マ マ:「悪いところばっかり見つけるんじゃなくってさ、

     どうなの?
     ちゃんとやってくれる子はいないの?」


アケミ:「いるよ?」


KEN:「おぉ~~ スゴイじゃん♪

     ありがたいねぇ
     うれしいねぇ~~ 

     表彰状もんだねぇ (笑)」


アケミ:「にっ(笑)」


漫画で言えば、豆電球がピカッと光った場面です。
     



そして次の日曜日、お友達のSちゃんと何やら始めたのは・・・

○○さんのここが「すばらしかったで賞」の賞状作り。


掃除用具係は、週一回、整理整頓に貢献してくれた人に
賞状を渡すことを考えたのです。


掃除用具係は、「できない人」「悪い人」を見つけて
文句を言う係から、「素敵な人」「良くやってくれた人」を
見つけて感謝を伝える係に変わったのです。


自分達で把握しきれない時は、推薦してもらったり
報告してもらったりする仕組みも作って、それはそれは
忙しくなったのです。


何より、例の「悪い人」を気にせずに済むようになった事で、
本人のイライラもブリブリもなくなり、明るく楽しい学校生活が
戻ってきました。


クラスの誰もがヒーローになる可能性がある。
もちろん、例の「悪い人」にもね。


今までが今までだけに、たった雑巾をみんながやるように
干し場に架けただけでも「誰々ちゃんがかけてくれたよ~」と
報告が入り、週末には感謝状が手渡されることになってくる。


みんなも期待しているのです。
その「誰々ちゃん」のハートの輝きを。


こうして、この感謝状作戦は盛り上がりを見せ、
アケミ達が掃除用具係でなくなった後も続いたばかりか、
他の係でも同じような「ホメホメ作戦」が広がってゆきました。


そしてなんと、この2年生の1クラスの活動が校長の目にとまり、
地域の方々に向けた学校新聞上で、校長から紹介されたのです。



アケミは、リーダーとしてのお仕事を身をもって理解しました。


「みんなに輝いてもらう」ことがプロジェクト成功の鍵だ、と。
一人一人が輝くことが、クラス全体が輝くことだ、と。


学年が進むにつれて、様々な課題がクラスには持ち上がります。
でも、問題解決の基本は全く変わらないのです。
一人一人の良いところを、いかに引き出してあげられるか。




どうです?
今回のロンドン・オリンピック。
史上最多のメダル獲得数!!!


その中で、
「チーム全員で取ったメダル」っていうフレーズを
どれだけ聞いたことか。


柔道に、その「チームとしての明るさ」がなかったのが
残念でした。


一人一人が技を磨き、一人一人が輝く。
その輝きをチーム全員が応援し、期待し、喜びを分かち合う。
ようやくナショナルチームが明女神様に追いついたのです(爆)



いやいやいや、えらいすんまへんです。m(_ _)m


でもね、これっくらい親バカでなくっちゃさ、
“ 天使を育てる ”のもおもろないんちゃいまっか?

ワッハッハ♪



つづく