古来より「滝不動」とよばれ
修験道の修行の場として信仰を集めてきた
瀧川神社。


大自然と一体となり、その御心を感じ、
自らの内に大地の氣を取り入れ、また
その氣を法力として用いて邪気を祓う。


かつて山伏達がそうした大自然の霊力を
求め修行した地に、その後、瀬織津姫が
奉られるようになったわけですね。




信仰の形態は時代と共に様々に変われど、
大自然と共に生きてきた日本人の、
大自然に対する畏敬の念はずっと変わらなかった。


その「大自然に対する畏敬の念」こそが、
日本人の魂の中に刻まれてきた「自然を愛する心」の
泉源であったことでしょう。


しかし、今日、「科学」の発達とともに
その、日本人の大切にしてきた心の依り代が
失われてしまった・・・


自然の恵みへの感謝と、命ある喜びを神に奉げるための
神域であり聖域であるはずの神社は、今や人々の
自分勝手な願掛けの掃き溜めに成り下がってしまった。


と、同時に、やはり大自然は当たり前のように
この日本列島に猛威を振るうようになった。
結界が破られたからですね。


結界とは他でもない。
私たちの大自然への感謝の心が放つ光のヴェールであり、
私たちの心こそが、この日本の国土を護っていたのです。


そして、その人間の心の放つ清らかな光を受けて
天上界では神々がお力添えをしてくださるからこそ
この国土は護られ続けてきたわけです。




私たちが本当に護るべきものは、
かつての美しき日本の国土のように清らかであった
私たち自身の「心」なのです。


私たちが育むべきなのは、
その清らかで美しい「心」なのです。


私たちが神様から任された家庭という小宇宙の中で、
その「心」を子ども達にどう伝え、どう育ててゆくのか。


それが、
光の戦士であるパパとママの課題でありましょう。


しかしその前に。


その小宇宙の太陽と月であるパパとママこそが、
美しいハーモニーを奏でていなければならないのは、
言うまでもありませんね♪



つづく