December 05, 2005



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【散歩道】散歩みちからみえるコト その15  
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      ~シリーズ危機管理を考える~

  

 だめ押し!「世界一受けたい授業」より 

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 土曜日放映の『世界一受けたい授業』ご覧になりましたか?
 犯罪心理学の小宮信夫さんの講義がありましたね。
 

 親バカ丸で取り上げてきた“危機管理を考える”シリーズの話と
 共通点が多くてびっくりしました。すごいじゃん!(自画自賛♪)


 というわけで、話が前後しますが、おさらいしときましょう(笑)
 

 番組で小宮さんは、

 
   犯罪には“起こりやすい”場所と
   犯罪が“起こりにくい”場所がある  
       
   犯罪者の心理を追うのではなく、
   「場所」で捉えて対策をたてろ!


 と言っています。そして、興味深かったのが、


 ★「割れ窓理論」です。


 つまり、窓ガラスが割れたまま放置されているような場所は
 犯罪が起こりやすいという法則があるというのです。


   ▼誰も窓ガラスを取り替える人がいない。

   ↓ 

   ▼そこは、 管理が行き届いていない場所。

   ↓

   ▼そしてそれは、・・・「人目」のない場所。

   ↓

   ▼しめしめ・・・



 これ、「子育て」でも例外ではありません。

  
   ■例えば、友だちに意地悪ばかりしている子。
 
   ↓
  
   ■親の愛情に満たされていない。
    親が愛情をもってきびしく叱っていない。 

   ↓

   ■その子は、親の「目」が行き届いていない子。

   ↓

   ■そしてその子は、
    「人目」を嫌う世界に引き込みやすい子・・・



 「犯罪」でも「非行」でも、「人目」があれば起こらないんです。
 その場所が、その子が、「人目」につかなくなった時、
 魔の手が忍び寄る。


 犯罪者に仕立てるのは、非行に走らせるのは【無関心】という
 シチュエーションなんです。


 【無関心】が作り出す「状況」「環境」「場所」なんですね。


 

 
 ★無関心の撲滅=犯罪の抑止


 子どもを愛情豊に育てるのは親の役目です。
 まず、家庭において「無関心」をなくさなければなりませんね。
 それができて、初めて「まわり」が見えてきます。


 我が家の子ども達が通う幼稚園でも、PTAが主になって
 2ヶ月かけて『地域安全マップ』を完成させた、と言う記事が、
 防犯協会の広報紙に掲載されました。


 番組では、小学生が自分たち自身で通学地域の“危険箇所”を
 調査して、大きなマップに写真やコメントと共にマークしていく
 作業が紹介されていました。


 地域安全マップ作りは、言ってみれば“ヒヤリハット”地点の
 顕在化です。
 みんなで情報をシェアするために、浮き彫りにするわけですね。


  小学生によるマップ作り、どんな効果が得られるのか。
  3つ上げられていました。
 

 ■ 危険箇所の取材をとおして「危険」に対する関心が高まり、 
   子ども達自身の、「被害防止能力」が上がる。

 ■ 取材を受けたり、協力したりすることで、地域住民、
   地域の大人にも、関心を持ってもらえる。
   地域の「被害防止能力」も高まる。

 ■ 何より、子ども達が地域のことをいろいろ知ることによって
   自分の住む地域、町に愛着を持つようになる。好きになる。

 これです。


 家庭での関心、地域の人々の関心を高める作業が、
 家族の絆、地域との絆を深めていくのです。


 つまり、【散歩道】でも取り上げたように、子ども、家庭、地域の
 ネットワークで、「安心」「安全」を作り上げていく作業なのですね。




 ★一人の力でできる事は限られています。


 でも、一人一人が、「みんな」のことにも関心を持って行動する
 ことが、ひいては、「みんな」から守られることにつながって行く。 


  三銃士の名セリフ(だったよね?)

 One  for  all , All  for  One.
一人はみんなのために、みんなは一人のために。


 地球の環境問題にだって同じことが言えますよね。



 「子育て」をとおして「意識」を拡げ、【無関心】の場を
 作らないように、「思い」を遠くまで「遣る」ことを
 心がけていきたいと思います(笑)
    



                  __===__
 ~~~~~~~~~~~\_oyabaka__)~~~~~~~~~~~~~~




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 ★ あ と ガ キ ★ 
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      。。。ウルトラセブンの思い出 。。。



    今日のガキは、KENです。
    たまには、編集後記っぽく行きますね(笑)


    子ども時代のヒーローといえばウルトラマンでした。
    中でも一番「怖かった」のは、ウルトラセブンに出てくる
    「星人」たちでした。


    ヤツラは、まさにこの社会的な【無関心】という闇に乗じて
    人間を支配しようとするんです。


    他のシリーズとは違う「何とも言えない暗さ」
    そして、「怖さ」がありました。


    「星人」との戦いは、言ってみれば「心理戦」であり、
    ウルトラセブンはGメン'75(古!)に匹敵するような
    社会派ドラマでした。

    
    聞くところによると、沖縄出身のスタッフによって
    製作されており、「米による統治」を経験して、更に
    その後も続く「安保体制」、「米軍」による支配に対する
    「警鐘」であったとも言われているようです。


    どおりでテーマが「重い」わけです。


    でも、そんな【無関心】を掘り起こす製作者の意図が、
    少なからず子ども達に影響を与え、今なお心に留まる
    とすれば、一種の「教育番組」と言えるかも知れませんね。


    なんだかしめっぽくなっちゃいました・・・    
    実はね、昨日息子とケンカしたんです(笑)
    しばらくほっときます。


    「あとガキ」楽しみにしてくださった方には
    申し訳ありませんでした。
    来週までには仲直りできるかな・・・


    いや~、コドモってホントーにおもしろいですよね♪
    それではまた、ご一緒に”親バカ”を楽しみまショー!


 
 
  
                               /〃
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                             ☆
   親バカは世界を救う! プロジェクト。
  

   子供たちのあっかるい笑顔を乗せた”光の船団”が、
   きっと世界を変えていく・・・そう信じています。
 

 ------- そんな訳で、面舵いっぱーい ----- よ~そろ~ ----------