November 14, 2005
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【散歩道】散歩みちからみえるコト その12
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シリーズ ~危機管理を考える~
地域で育てる、地域を育てる。
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第22日で、こう問いかけました。
■「人」として、「人間の子」として育てるにはどうしたらいいか?
それは、「人」の「間」で育てること、じゃないでしょうか? と。
人間として育てるには、人間に育てられなくてはなりません。
あたりまえのことです。
でもどうでしょう?
両親に育てられて、思春期になった子ども達が、その親を殺める。
幼なじみの同級生をめった刺しにする。
そんなことをして、その子にとってどんな利益が得られると
いうのでしょうか?
動物でもしない行為です。
よほどお腹をすかせていたり、身の危険を感じなければ
虫も動物もむやみに殺生はしないのです。
命を子孫につないでいく為に、今生きなければならない。
その為に、食べなくてはならない。
食べられないために、相手をやっちまわなければならない。
メスと結ばれる為に、戦わなければならない。
・・・
話は変わりますが、
仏教の草創期、インド各地に精舎と呼ばれる道場が建てられました。
祇園精舎の鐘の声~♪ の精舎ですね。
この建設にあたっては、修行僧自身は決して携わりませんでした。
なぜなら、「殺生をしてはいけない」と教えられているからです。
??? ですよね。
理由はこうです。
『柱を立てると、その下にいる虫たちがつぶされて死ぬから』
まあね、そんなこと言ってたら何もできないわけで、求道者、比丘が
敬われていた時代に、国王や豪族が、国の安定の為、領土の安寧の為
仏教を保護し、精舎を寄進したわけですね。
「お布施」によって「虫も殺さぬ」教団は発展することができたわけです。
でも忘れてはいけないのが、お布施の心は「教え」や「ご利益」をいただく
ための対価を支払うことでも、そのための寄付でもないということ。
そうではなく、仏教(僧)に「世の中をよくして欲しい」と願う気持ち、
「平和(心も含めて)」を祈る気持ちを、託す行為だということ。
仏教が広まることで、世の中が平和になれば、自分の生活、自分の平和、
自分のしあわせに結果として還ってくるということなんです。
俗っぽく言えば「投資信託」(笑)、「未来への投資」なんです。
「世のため人のため」に役立ててもらうため、そして皆の心の平安と
社会の平和を築くために出資するのです。
目の前の「お布施」という行為を通して、長いスパンで考えて、
世のためになることをすれば、めぐりめぐって自分に還って来るんだ、
という「意識」を持つための「修業」をしているということです。
「ナサケハヒトノタメナラズ」ですね。
ありゃりゃ、ずいぶん脱線してしまいました。
じゃなぜ「殺生をしてはいけない」のか?
それは、「生きる為に生まれてきた」からです。
「命」には、必ず生まれてきた意味、理由、役割があるのです。
それを、「人」が奪ってはいけないと言っているわけです。
「虫」に「役割」があるのなら、「ヒト」にはもっと「生きる意味」が
あるはずですよね?
でもみんなそれが分からなくて悩み、哲学、宗教が生まれてきました。
ははは。むずかしく考えるのはやめましょう。
お散歩道に戻ってみますね。
日中、家にいるのはお年寄りです。
お散歩の道すがら、お庭の手入れをしていたり、お散歩している
お年寄りに出会いますね。
そして、いつもの笑顔の挨拶
ママ・娘 :「こんにちは~」
おばあさん:「こ~んにちは」
ママ :「お花きれいですね~」
おばあさん:「じいさんが好きだったのよ~ぉ」
ママ :「そうですか。おじいさんきっと喜びますね♪」
何気ない会話ですが、
もしかしたらおばあさんは、おじいさんを亡くして
さみしい思いをしているかもしれません。
そんな時、おじいさんの思い出をいっしょに聞いて
頷いてあげるだけでも気持ちが明るくなるかもしれませんね。
「話をきいてくれる」「認めてくれる」ことがうれしいのです。
お散歩で行ける限られた範囲ですが、そこに暮らしていらっしゃる
方々と、何気ない接点を増やしていく。
そこには、「声かけ」を通して、お互いを「認め合う」ゆるやかな
ネットワークが出来ていきます。
一昔前は、ご近所さんが、地域が子ども達を育てていました。
だからこそ、安心して暮らせていたのだと思います。
核家族化が進み、おじいちゃん、おばあちゃんのいない家が増え
「身近な人の死」を経験することもなくなってきました。
様々な人と触れあう事を通してしか、「人として生きる」ことを
学べないような気がしてなりません。
こころを養う為に、人生経験豊富なたくさんの「こころ」に触れあう
経験こそ、幼い子ども達に必要なことではないでしょうか。
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~~~~~~~~~~~\_oyabaka__)~~~~~~~~~~~~~~
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★ あ と ガ キ ★
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。。。殺し文句 。。。
さとる : 「ボクね、ボクねちぇんちぇーだいちゅき」
(3歳)
あけみ : 「大沢先生?」
(6歳)
さとる : 「うん、ちょう」
KEN : 「どうして?」
さとる : 「だって、かわいいかや」
ばあや : 「ねぇ、ママは?」
さとる : 「ママもだ~~いちゅき!」
KEN : 「なんで?」
さとる : 「かわいいかや」
ばあや : 「まぁ~うれしぃ~ さとる、だ~い好き!!!」
KEN : (○○の一つ覚え・・・)
いやぁ、コドモってホントーにおもしろいですよね♪
それではまた、ご一緒に”親バカ”を楽しみまショー!
本日もこ~~~んなに下の方までお読みくださり、
ありがとうございました!
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☆
親バカは世界を救う! プロジェクト。
今日も子供たちの笑顔に出会えたら、うれしい♪ ですね!