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【夜泣き】で泣くのは誰? その2              
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 前回のつづき。長女が赤ん坊の頃、夜泣きに付き合ったKEN。
 
 ママの最終兵器(表現が不快に思われたらゴメンなさいね)に
 対抗するため、KENが独力で編み出した抱っこ法とは・・・


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 私は、赤ちゃんが眠ってしまうパターンを観察し、
 様々な情報を聞きかじった!(なんのこっちゃ) 

 
 ■ 車に乗せているといつのまにか眠っている。(あるある!)

 ■ ベビーカーに乗せるとやっぱり寝てしまう。(そうそう!)

 ■ モーツアルトの音楽は、胎教やトマトの生育にもいいらしい。
   牛の乳もよく出るようになるらしい・・・ (なるほど!)

 ■ ママの最終兵器の成分は・・・ な、なに?!
   ド、ド、ドーパミンが入っているって?
  
(ドーパミンは脳内麻薬とよばれ、苦痛をやわらげる働きがある。
 これは、笑顔によって分泌されることが分かっている。)

 そりゃ負けるわ。
 泣きやむわけだ。
 やってらんねーな。
 いや、まてよ、子供の脳にドーパミンを生成させればいいわけか!

 ムヒヒヒヒ♪


 私は連日連夜実験を重ね、ついに★親バカ抱っこ法★を完成させた!
 抱っこで寝かせる時の留意点はたったの3つ。プラス1スキル(笑)


 1.まず、不快感を取り去る。
   →オシッコ、うんちしてたら、おしめを取り替える。
   →お腹が空いていたらミルクを飲ませる。(飲めばのハナシ)

 
 2.次に、不安感を取り去る。
   →笑顔をイメージして、ドーパミンの生成を促す(つもり)。

   腕全体で包み込むような感じで少し圧迫感があるかな・・・
   くらいのきつめの抱っこをする。
   (泣いている時にギュッと抱きしめると落ち着きますよね)
   このとき脇を締めると★楽チン★です。
   
 
 3.1/f ゆらぎ を生成する。

   歌をうたいながら、

   (あっ!別に歌でなくても全然OK。語りかけましょう。
   パパ(ママ)の得意な分野の話。
   どうせ赤ちゃんにはわかりません。でもね、
   コトバのシャワーの効果は後々テキメンに現れてきますよ!
   歌をうたってあげると、歌好きな子供になります。
   間違いない!)

   お尻のあたりをパーン、パーンと軽く叩きつつ、
   左右の膝で、リズムをとりながら(体重移動ってやつネ)、
   ガクン、ガクンと揺らします。

   草原を渡る風、小川のせせらぎの音、すくすく伸び行く草花
   そんなイメージを浮かべながら・・・



 そして、最後の仕上げ・・・

 4.しばらくして赤ちゃんが脱力したのを感じたら、
   ベビーベッドに移します。

   しかし、ここからが正念場。
   タッチセンサーをうまく解除しないと、
   再び警報が鳴り出します(笑)
   そうなると、今までの苦労が水の泡!
   
   アポロ宇宙船の月面着陸のように、
   抱っこの時の体の向きを保ったまま
   シーツの海に軟着陸。
  
   このとき、まだ私の腕が赤ちゃんの下敷きになった
   ままです。子の腕を抜くのがムズカシイ・・・。
   
   立って抱っこしていた時と同じリズムで揺らしながら、
   ズズ、ズズ、と抜いてゆきます。
   お尻の方が抜けたら、今度は頭です。
 
   抜いた手の代わりに頭の下に敷くタオルを
   片方の手に持ちながら、タオルで少し頭を持ち上げてはズズ、
   持ち上げてはズズ、と抜いていき
   腕を抜き終わると同時にタオルに置き換える。
   
   体の向きが変わらないように
   背中に毛布をあてる。これで完了!
   
   ふぅ~っ! 

   
   そして、

   抜き足、

   差し足、
   
   ドアノブも音を立てないように

   ゆっくり回して

   「ぎぎぎ~っ」(やばっ!モーション停止…だいじょうぶかな?)

   僅かに開いたドアから半身になって部屋の外へ。

   「ぎぎぎ~っ」(建付けが悪いってのがバレバレ) 

   ドアノブ回して

   そーっとドアを閉めて

   ドアノブから手を離す
   
   そ~っと、


     そ~っと


   
       そぉ~~~っと
       


             (カッチャ)


                    「ふ~ぅ」    


   そこへ、ママ登場
   

  マ マ:「ねた?」


  KEN:「おう、ねたよ」


  マ マ:「パパさすが。ありがとね」


  KEN:「まあね」

   
   次の瞬間、KENは信じられない光景を目の当たりにする!

   (あ~~~~~~~~~~~~~~っ!)←KENの心の叫び!

      
  「 ガ ッ チ ャ ッ ! 」


   (ド・ア・を・あ・け・る・な ~~~~~~~~~~~~!!!!)



  あけみ:「ぅうぇ~ん! ぅうゎ~ん!」


   (くっそ~~~遅かったぁあああ! ほらぁ~~~!もぉ~~~~~!)


  こうしてKENは、やっぱり泣かされていたのでした。

   
  (完)



 ※赤ちゃんは泣くのが仕事。抱っこ法なんて言ってますけど、
  “こうした方がいい”なんて言ってるわけじゃありません。

  笑顔で赤ちゃんを抱っこして、ハンモックのように
  大自然に抱かれるイメージで揺らしてあげたらいいかも!
  って感覚的に思ったから、そうしてみたのです。
 
  ねっねっ、気持ちよさげでしょ? 
  なんだか、楽しそうでしょ?(笑)

  抱っこのやり方なんてどーでも、
  優しくきれいな言葉や、音楽を口ずさみながら
  自分の腕の中でスヤスヤと眠る赤ちゃんを眺める・・・
  こんな至福の時はすぐ過ぎてしまいます。
  
  だから、楽しんだモン勝ちです?!

  
  だって、その方がきっと、赤ちゃんの心の栄養にも
  なってると思いません?   
       
  あなたは、どんな抱っこをしてあげてますか?
  よかったら教えてくださいね。 
 



                  __===__
 ~~~~~~~~~~~\_oyabaka__)~~~~~~~~~~~~~~~~~



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 ★ あ と ガ キ ★     
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           。。。やる気はどこから? 。。。



    
    あけみ : 「あたしねぇ、きのう竹馬73歩できたよ!」
    (5歳)   

    KEN : 「すご~いじゃん! もうすこしで100歩か・・・
           さっすがお姉ちゃん、がんばってるねぇ!
           さとるは自転車どうなの?」
   
    さとる : 「ん~、ぼくね、もうすぐ4ちゃいになったや
    (3歳)   じてんしゃ のえるよ!」(課題先送り作戦か?)
           

    KEN : 「そうだね。4歳になればみ~んな乗れるもんね。
           でもさ、3歳で乗れたらさ、さーくんカッコイイ!!!
           って、み~んながビックリすると思わない?」


    さとる : 「いゃい、いゃい、いゃい、いゃ~い」
          (いわれなくってもわっかってんの~!って顔で
           KENをたたいてきました。)


      ■ 私はそれ以上言わずに仕事場に下りていきました。 
        しばらくして・・・


    さとる : 「パパぁ、ボクね、じてんしゃのえるから、
           見てくだちゃい。おじいちゃんも、見ててね」


    KEN : 「え~~~~~っ?  どこからそんな勇気が
           出てくるの? もしかして、さとるは・・・
           限界チャレンジャーじゃない?」


    さとる : 「だって、ぜ~んぶおわったやもん。」


    KEN : 「何が?」


    さとる : 「ごはん、じぇ~んぶたべちゃったかや」


    KEN : 「そぉ~っかぁ! ゴハンが勇気をつくるのかぁ!
           ゴハンってすんごいパワーがあるんだなぁ!!!」


    さとる : 「ちょーだよ!ココに勇気がはいってんだよ」 
           (脚を指差しながら、得意そうでした)


    KEN : 「よ~っし! パパに勇気を見せてくれ~っ!」


      ■ まだまだ、全然乗れやしないけど、やる気になってくれて
        と~ってもうれしいKENでありました。
    

  

    いや~、コドモってホントーにおもしろいですよね♪
    それではまた、ご一緒に”親バカ”を楽しみまショー!


 
                               /〃
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                             ☆
   親バカは世界を救う! プロジェクト。
  

今日も子供たちの笑顔に出会えたら、うれしい♪ ですね!